稲盛和夫守護霊が語る 仏法と経営の厳しさについて

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  • 幸福の科学出版 (2013年5月30日発売)
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感想 : 2
5

(2016.11.12)
稲盛和夫さんは好きで、著書もたくさん持っている。
 稲盛さん自身が仏教の修行を経験された方である。幸福実現党を「哲人政治」「神権政治」表現する。
 また、京セラ創業者、JALの再建など数々の輝かしい業績を残されている。

温和でありながら、内面は非常に厳格でストイックな方である。その印象通り。

 雇用は切りたくないという稲盛さん、一人一人が経営者のような意識を持ち、その小集団を多く作る「アメーバ経営」は、「自分たちが頑張らないと会社が沈む」という一人一人の責任感を前提にしている。

 若いころはわからないことが、年をとるとわかるようになる、「経験」の部分がきいてくるというのは、松下幸之助さんとも同じ主張だ。
松下電器が、バブルの時期に不動産に手を染めなかった(自分たちは電機やだという理念)点を指摘し、企業理念に忠実であれと説く。稲盛さん自身、現在はやっているビジネスは30年後には淘汰されてなくなるというが、激しい変化の中で変わらないもの(企業理念、普遍的な価値など)を堅持せよという意味と解釈した。

「動機善なりや、私信なかりしか」についてもご本人の口から語られる。これは至言である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Reigen
感想投稿日 : 2016年11月12日
読了日 : 2016年11月12日
本棚登録日 : 2016年11月12日

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