吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年7月30日発売)
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本棚登録 : 928
感想 : 93
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人間が怖い話のオムニバスで、きっと世に言う後味の悪い話。だけど、個人的には大好物なジャンルで、どの話もひぇ~!と思いながらも読了後はおもしろい!!!となる。歪んだ愛、 恐怖!!!
「半蔵の黒子」のデブで不潔で欠点しかない男の妄想力とか、「英吉の部屋」の鬼畜で下衆で実の娘への虐待を本気で愛のムチとか言っちゃって悪びれない英吉とか、いやー!わたしの常識と想像を上回る思い込み野郎どもね。実際いるんだろうね、こういう妄想勘違い野郎が!実際絶対出会いたくないけど、物語の中だとなんでこうもおもしろいのか。ひどい話ばっかり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新堂冬樹
感想投稿日 : 2016年5月4日
読了日 : 2016年5月4日
本棚登録日 : 2016年3月31日

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