――タイトルに惹かれて読みました。 うん、良かったです。井上靖さんの作品は初めて読んだんですけど、なんか深いですね。男女のすれ違いとか、親子の関係とか、題材が割と身近に感じられます。梶大助という人物が、印象的です。そして魅力的です。60歳という高齢ですが、周りの人々を支える包容力があって。困難にであった息子その嫁、誰にも優しく諭して導いてくれる。 井上靖さんのことはよく知らないですが、きっとこんな人物だったんだろうな、と勝手に想像してます。「あした」に希望を抱いて生きる人人に、元気をもらいました――
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カテゴリ:
井上 靖
- 感想投稿日 : 2007年12月24日
- 本棚登録日 : 2007年12月24日
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