高村氏の小説を読むのはレディジョーカー、マークスの山に続き3作目です。
中年の男性同士の嫉妬や感情の絡みがテーマでしょうか。一見ミステリー風ですが、ドロドロの人間関係が描かれ、濃厚で壮絶で苦しいです。普遍的でありながら目を背けたくなる箇所を容赦なく突いてきます。
後半は夢中で読み、あっという間に読みきりました。誰にとってもやるせなく、切ないです。
万人には薦められないですが、深い痛みや挫折を経験したことのある人には共感できる部分があると思います。ずっしりと重いです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年11月10日
- 読了日 : 2011年11月25日
- 本棚登録日 : 2014年11月10日
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