恋愛映画なんかは全くの他人事として観ているのだが、この手の話は"明日は我が身"と思ってつい身を入れて観てしまう。借金の担保に家を失う人達のお話。借金の返済が出来ないから家を差し押さえられてるのに「俺の家を返せ!」だもんね。こういう人達をみていると、ローンの仕組みを正しく理解してないんじゃないか、あるいは貸し手が正しく説明してないんじゃないか、とそら恐ろしくなる。そして、さらに恐ろしいのが、一度はローンの為に生家を手放すという苦い経験をしたにもかかわらず、ちょっと小銭が入っただけで更に借金して大きな家を買ってしまう、という主人公の節操のなさよ。何故身の程をわきまえないのか。何故地道に貯金をしないのか。ここら辺が貯金大好き日本と巨大消費国家アメリカの違いなんでしょうなあ。こういう人達に「恒産なくして恒心なし」と説いてみても理解されないんでしょうなあ。
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- 感想投稿日 : 2016年11月23日
- 読了日 : 2016年11月23日
- 本棚登録日 : 2016年11月23日
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