「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督がそれよりも3年も前に発表した作品。
「青汁」ならぬ「あかじる」という健康飲料ビジネスで
ビジネスを企てるカップル。
彼女のほうは奮闘するのだが、彼のほうはなんかいまひとつやる気を感じられない。
挙句の果てには故郷でモトカノの妹ととまでヤッてしまうダメっぷり。
こういうキャラが逆に「普通の男ならこう思うんだよ」と思ってしまい、
逆に憎めない。
彼女役小寺智子の「しずちゃん」みたいな役もだんだん好きになっていく。
こんな適役を選んだ山下監督、このとき弱冠25歳。すごい。
「リンダ~」のような自然の夕暮れの寂しい色合いの映像は
既にこの作品からも如何なく発揮されていた。
中盤、いなくなった彼を捜して果てしない田んぼ道を
走っていくシーンは心に残る場面。
しっかし、なぜか最近見る映画、どれも「ピンサロ」がでてくるのだが・・・なぜ?
どれも古めかしい!!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【映画】日本
- 感想投稿日 : 2012年3月20日
- 読了日 : 2012年3月20日
- 本棚登録日 : 2012年3月20日
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