こころの奥に響くような甘い余韻のある、不安定な幸せを見つけた本を並べてゆきます。
小川美禰子さん
中村 航
角川グループパブリッシング (2008年10月30日)
文章は中村航らしいさわやかさ。 でも、好きという感情のみでは動いていけないのです。 恋愛の綺麗な部分だけ描かれ過ぎているのではないか…と少し疑問になりました。
乾 くるみ
文藝春秋 (2007年04月)
最後の一行にあっと驚くという謳い文句につられて購入しました。 でも、期待しすぎると途中でトリックがバレてしまう。 文章は…私の好みではなかったです。 あまり最後の一行のどんでん返しを期待しなければエンタメとして楽しめます!
東野 圭吾
文藝春秋 (2008年10月23日)
話としては、とてもおもしろかったです。 最後に題名について気づかされます。 相変わらずの切ない感じは、東野さんならでは…。 しかしながら、TVドラマを意識した雰囲気が随所に感じられ、小説が好きなものとしてはいただけませんでした。
藤谷 治
小学館 (2008年08月06日)
はちゃめちゃなのにかわいい。 童話のような恋物語でした。 解説でも書かれていたように、アリスを思い浮かべるストーリーです! 刹那に恋をして、そのまま一途に突っ走る―そんなコトは大人にはできないのに、実行するたなだ君が羨ましい… でも、大人だからこそ...
角田 光代
文藝春秋 (2007年10月)
直木賞受賞作。 過去の話と現在の話、そこに登場する人々の描写が丁寧で読みやすかったです。 10代女子の友情や、大人になってから分かり合おうとする女性たち。 10代の頃の不安を感じ、とてもピュアで澄んだ話だったという印象です。
角川書店 (2003年11月)
よく取り扱われる男女3人での同居に起こる変化が描かれた表題作他2作の短編集でした。 終わり方が印象に残らない感じでした。 しかし、デビュー作であるのに恋の汚ない部分の描き方が凄い! 作者の文章が個人的に好感がもてて好き。
横溝 正史
角川書店 (1996年01月)
既に上巻でのレビューに色々と書いたので割愛します。 しかし、事件終盤の女史との面会が印象的でした。 読んで唸る、ミステリー浪漫の集大成です。
金田一耕介の最後の事件! 金田一シリーズを今から全て読もうと思う方には、これを最後に読むことをお勧めします。 少なくとも私は、最後に読めばよかった…と後悔しました。 20年近くに及ぶ事件へのつながりと解決。 横溝正史らしい独特の言い回し、不気味さ、浪...
文藝春秋 (2007年06月)
思わずギクリ、としてしまうような短編集。 好きだけれども、それだけは許せない… そんな恋人として長く暮らす人々の複雑怪奇な心境が描かれています。 「愛がなんだ」や「幸福な遊戯」において、 角田さんは登場人物の心情をリアル以上に生々しく描くなぁと思...
乙一
集英社 (2003年06月20日)
ホラーもミステリーも感動も味わえる短編集でした。 zooのようにあっと驚く展開はないのですが、作者独特の空気が感じられました。 個人的には、解説中の「乙一さんの育て方」ににやりとしてしまった笑
光文社 (1992年08月)
最近の重厚な東野圭吾ではなく、茶目っ気たっぷりの推理小説。 短編集なので、気軽に読めました。 でも、短編であるからこその内容の薄さが物足りない気も… 推理小説として読むよりかは、もう少しライトな気持ちで読めば楽しめる作品でした。
フランツ カフカ Franz Kafka
新潮社 (1952年07月30日)
ある朝、起きると大きな芋虫になっている。 唐突な出だしに驚くが、主人公が主観的な文章であるにも関わらず、自分の感情を含まない。 始終、奇妙な感覚が付きまとい、読後もその余韻が続きます… 読んでる最中より、読み終わったあとにふと思い出して、なんだか悲...
ツルゲーネフ 神西 清
新潮社 (1987年01月)
身も心も投げ出してしまいたくなるような「はつ恋」についての感情を美しい文章で書かれていました。 主人公を惑わす令嬢、ジナイーダへの複雑な思い。 そして、令嬢ジナイーダの恋へ身を滅ぼす姿。全て印象的な小説でした。 「そうだ、とわたしは思った、―これが...
文藝春秋 (2005年07月08日)
「家族で秘密を持たない」という家訓の中に生きる家族と周りの人の連作短編集。 秘密を持たないでいることこそ、秘密を隠す最大の武器なのか。 秘密を持たないでいる人は、世の中にいないのかもしれません。
文藝春秋 (2004年05月)
誰かに寄り添うような恋ではない、流れていく恋のお話だと感じました。 恋が終わってしまう空気や、ささいな未練を吹っ切れない不器用な人。 何度でも読み返したくなる短編集です。 でも、帯に「負け犬予備軍必読!」と書かれていては、買いにくいこと極まりない…...
角川書店 (2006年02月)
全力で片想いする大人の女の話。 彼女の一途に進み続ける様子は、なんだか怖いです。 文中で、「恋ではなく執着」や「ダメなところもひっくるめて好きになってしまったら、嫌うことなんてない。」 と言った言葉がとても印象的。 ひとを好きになる、ことに対して...
有川 浩
メディアワークス (2006年02月)
凄く、コワイ話でした。 その怖さは、現在の国民の政治に対する無関心さは、この小説のような事態を招きかねないのではないかと思ってしまうから。 舞台は図書や書籍への検閲が強まり、自分の読みたい本を満足に買うこともできない世界。 公立図書館は「図書館法...
湯本 香樹実
新潮社 (1997年06月)
小さい頃、3年間住んだポプラ荘での話をその大家のおばあさんのお葬式へ向かう道の中で考える、という概要。 ある一定の温度が小説の中で保たれていて、なんだかすごくあったかい話。 とても短いお話なので、最後には物足りなさも感じてしまうかもしれません。 で...
高里 椎奈
講談社 (2000年09月06日)
探偵小説のような妖怪小説のような… カテゴライズしにくい作品ですが、結構楽しく読めました。 事件は連続しているのか、そうでないのかわからないまま最後にあぁ、と思わされます。 ただ嫌いではないのに、読後の印象が薄い。 私にとって結末や内容が覚えにくい...
綾辻 行人 皆川 博子
講談社 (1995年06月07日)
壮大なミステリーでした。 ご存知「館」をテーマにした作品なので、時計館の圧倒的な存在感! そして奇怪な出来事に巻き込まれていく人々と過去に起こった不可思議な事件… 最後の最後にたどり着いたとき、妙に切なくなりました。
西尾 維新 VOFAN
講談社 (2006年12月04日)
上巻のように、下巻も連作短編集チックな代物。 やっぱり読みやすいし、会話が笑えます。 怪奇とは認識してしまうと怪奇ではなくなる、怪奇と人間の微妙なバランスを保ち続けることで、私たちは奇怪な出来事を味わえ続けるのかも知れません。
講談社 (2006年11月01日)
怪奇についての連作短編集。 ファンタジーのような話で、テンポもよいので読みやすい。 小説を読んでいるというよりは、会話を聞いているような気分になれるのが、ライトノベルのよさなのかな、と思いました。 個人的にはまよいマイマイが好きです。 エジソンの...
小野 不由美
新潮社 (2002年02月)
屍鬼全5巻読了。 なんとなく、違和感の残る終わり方だったような気がします。 人間と屍鬼、どちらも生きることに貪欲でどちらが恐ろしいかなんて決められない。 結論の出ない話ではあるのですが、やはり納得いかないなー。 生きるために殺すこと、は仕方がない...
怒涛の展開が押し寄せてきます。 もう読むのをやめられません。 始めの2巻ほどで積み重ねられてきた村人の描写がここに生かされていました。 これからどうなるのか… 本当に恐ろしいのは何か。 5巻をはやく読まなくては!
いよいよ本題に入ってきたような。 これからどうなっていくのかいい意味で不安です。 死とは理不尽に訪れるものですが、屍もまたしかり。 見逃せない展開です。
新潮社 (2002年01月)
丁寧に村の様子や人々を描写し続ける2巻でしたが、やはり惹きつけられました。 村を襲う死の連鎖。突如として転居する人々。辞職。誰かに見られているという奇妙な感じ… この物語は最後、どうなるのだろう。つながりはなんだろう。と思わずにはいれません。
小学館 (2006年10月26日)
この人の書く文章は、丁寧で優しくてとても好きです。 恋愛を、丁寧に描写することで、その恋が彼らにとって大事なものなんだ。ということが分かります。 「苦悩を突き抜けて、歓喜に至れ」「恋を突き抜けて、愛に至れ」にはなるほど、と思いました。 また、人物...
村は死によって包囲されている―という出だしから印象的でした。 村に住む僧侶の小説とむらでの出来事が平行して進められていくため、何が起きるというわけでもないのに苦なく読み進められました。 いまだに古い慣習と住人の排他的な結束。 そこに現れる謎の引越し...
山室 静
社会思想社 (1963年)
北欧神話が読みたくて購入した本。 神話は一度読んでおきたかったので、よかったです。 北欧神話は神話と言えども、悲劇的なところが珍しいなと思いました。
小学館 (2007年11月06日)
心の芯にじわぁっと広がるような作品。 言葉ひとつひとつが爽やかなのに、それ故に物悲しいです。 「珠玉の誓詞」は文字がとろけて自分の中に取り込まれてしまうまで読み返したい。 丁寧に紡がれていく二人の生活が幸せ感に満ちていて、なんだか好きでした。
講談社 (2001年01月17日)
久々の東野作品。 加賀刑事の話は、1作目だけまだ読んでないので少しネタバレでした。 人は何故誰か相容れない人がいるのか。 手記や独白という形で話が進んでいくので、推理小説としては読者が楽しみにくいものでした。 しかし、この小説自体が推理小説というよ...
宮部 みゆき
文藝春秋 (2007年08月)
宮部みゆきの本は、龍は眠るを読んで以来、あんまり好きではないです。 超能力と推理小説的要素はまぜまぜしたらダメやと思うんよね。 そういう点では、ぎりぎりアウトの作品でした笑 確かにおもしろいとは思うし、引き込まれる展開に最後まで読んでしまったけ...
読み応えのある本でした。 これから何が起こるんだろう…とひきこまれていく上巻。 どんなに夜中でも下巻に手を伸ばしてしまいたくなる。
江戸川 乱歩
筑摩書房 (2008年01月09日)
「猟奇とあやかしの果てまで行ってみよう」 という帯の文句が最高です。素晴らしい。 かの有名な江戸川乱歩の著作を並べてみた感じ。 かといって、乱歩入門編とするには、あまりにも深い… 戦慄の走る話、気味の悪い余韻が残る話…この気持ち悪さがクセになる...
西尾 維新 小畑 健
集英社 (2006年08月01日)
話自体はとても楽しめました。 装丁も綺麗ですし。でも、お値段が少し高いかも… 値段の割に読み応えが少ない気がします。 あとがきがおもしろかったです。 Lにメロメロ!
西尾 維新
講談社 (2006年06月07日)
ディクショナル、というよりは後書きを集めた一冊。 キャラクターの創られた経緯などが記されているのですが、戯言シリーズに余程入れ込んでない限り、あんまり読んでも仕方がない気がしました。
川上 弘美
新潮社 (2008年02月)
川上弘美さんの書くダメな男の人は、本当にダメなのに素敵です。 話としては、いつものようにぐだぐだと日常が続いていく内容。 でも、その日常の中で起こるスケールの小さい事件がいいです。 やっぱり川上さんは、食べ物をとてもおいしそうに書かれます…
よしもと ばなな
文藝春秋 (2006年07月)
短編集。すらすら読めるから、よい。 表題作の他に4つの話が入っていて、お得な気持ちになれるでしょう。 ばななさんのお話では、何故か恋愛がリアルでなくて、その雰囲気が好きです。 いつまでも片恋、的な文章が和やか。
重松 清
講談社 (2005年02月15日)
死んでしまってもいいかな…なんて思った瞬間に現れたワゴン。 若かりし父と過去を振り返るなんてファンタジーな設定にも関わらず、最後にはずっしり重い余韻が残ります。 過去を重く扱っても軽く扱ってもいけない。知っておくべきこととはなんなのか。 これから人...
綾辻 行人
講談社 (1996年06月13日)
館シリーズ。 綾辻さんの凄さがここでもキラリと光ります。 意外にも伏線がわかりやすく、途中でもしや…? と気づいてしまいますが、それでも楽しめた一冊。
綾辻 行人 相澤 啓三
講談社 (1992年09月03日)
驚きを提供してくれます! ちょっと無理やりな気もするのですが、二重、三重の驚きがあります。 読む価値あり、ですがシリーズを順に読み進めていくことをおすすめします。
西尾 維新 竹
講談社 (2008年03月07日)
またまたまた戯言番外編。というより、これは零崎シリーズと呼ぶべきでしょう。 これまで、曲識さんの容姿の描写がなかったので、勝手にフランケンシュタインみたいなのを思い浮かべていました。 ごめんなさい。人識君との掛け合いはコントのようで笑えます。 ...
西尾 維新 take
講談社 (2005年11月08日)
戯言シリーズ完結編!! ようやく読み終わったという感じです。 個人的に終わり方や死んでいった人達に納得ができないです。 現実はこんなものなのかもしれませんが、物語なのだからもっと納得いく終わり方があるのでは…?と思ってしまう。 これはハッピーエンドと...
講談社 (2005年06月07日)
とにかく悲しい。 途中で読むのをやめようかと思ってしまうくらい理不尽にひとが死んでいきました。 このシリーズを読み進めるにあたって、たくさんの人々が簡単に死んでいくのが、そこはかとなく悲しいです。 そして、そこに苦悩しつつも進んでいく時間と無駄な...
講談社 (2005年02月08日)
戯言シリーズ最終話の上巻です。 いきなりストーリー展開が進みます… ここまでシリーズを読み進めていると、キャラクターに愛着が湧いてきます笑 それにしても、このシリーズは一体何を訴えかけているのか疑問です。 どんどんネガティブでファンタジーな話になっ...
講談社 (2003年07月05日)
お馴染み戯言シリーズ。 零崎シリーズから読んでいたため、匂宮兄妹がやっと登場して嬉しいです。 そろそろ、アクションファンタジー的な話になっていっているような… 物語もそろそろ佳境です。 理澄ちゃんの喋り方がかわいい!
青山 七恵
河出書房新社 (2007年02月16日)
不思議な空気。でも嫌いじゃない。 なんだか、主人公の色々な面倒なところとか、中途半端な若さに共感できた。若いだけではなくて、でも考えてることが未熟な感じ。 同じ年代の人に読んでもらいたい作品。
講談社 (2002年05月08日)
後味が…なんとも言えず悪かった。 今回のいーくんの語る戯言も、考えさせられるものでした。でもでもでも…っと思ってしまう展開。人間らしさって何か、それを主人公に感じられないのが怖かった。
講談社 (2002年08月06日)
前作とは打って変わって爽やかなお話。 まぁ爽やかというわけでもなにのですが、他のシリーズより短いけど、後味スッキリ! 犯人やらの意外性があまり感じられませんでしたが、純粋に楽しめて読めました。
講談社 (2002年11月07日)
非常に長い導入部分。 今回は、もう一歩踏み込んだ内容になりそうな予感がしました。 下巻が楽しみになる感じ。
んー…上巻でのもったいぶった感じが、裏目に出てしまったような感想を抱きました。 話が広がりすぎて、最後はカオスな感じで終わっている。 結局、細部までの説明とかがないまま事実のみの結果で終わっていて、もっと知りたいと、思ってしまった。
講談社 (2004年02月05日)
家族の話、なんじゃないかなァ。 戯言シリーズ外伝的なものなので、サスペンスというより、アクションをメインとした話。 ある程度、戯言を読んでから読むと、この人はっっ!! となって楽しいです。
講談社 (2006年11月08日)
戯言シリーズ外伝?。 完全たるアクション。ハリウッド小説です。 作者の本を読み始めるまで、ラノベは乙一のみしか読んだことがなかったので、映像が浮かんできそうな 生き生きとした描写と所々にある挿絵が新鮮です。 意外な繋がりや、迫りくる零崎一族への...
講談社 (1992年03月)
十角館と比べると、驚きは薄かったですが、やはり本格ミステリーでした。 しかし、あまり水車館としての特徴が使われていなかったような…
講談社 (2002年02月07日)
言い回しがまさに戯言。絶妙なくどさと軽快さで、読みやすい。事件より、いーくんの語りが好きでした。まだまだ謎が隠されているような終わり方。
講談社 (1991年09月)
最後に凄くびっくりして脱帽。 でま、納得させられて妙にすっきりしてしまう推理小説でした。 知らぬうちに騙されてしまてしまうこと必須!
山崎 ナオコーラ
河出書房新社 (2006年10月05日)
恋愛小説というよりは、恋愛そのもののような話。恋愛小説特有の変に凝り固まった表現もなく、ただただみるめの考えていることや思うことが書かれてありました。 淡くて優しいんだけど、深いなぁー。 えんちゃんと出会うシーンが印象的。
坂東 眞理子
PHP研究所 (2006年09月16日)
約束をきちんと守る、記念日を大事にする、と言った当たり前のことが書かれてありました。でも、当たり前といえども、全てをできていないことが事実。女性の品格というよりも、人間として、心地よく毎日を過ごすための理想の形という感じがしました。 確かに、この...
市川 拓司
小学館 (2003年06月)
とてもとても切ない気持ちになりました。 「片思いの惑星」という言葉を言ったとき、静流はどのような気持ちだったのだろう。 しかし、終わり方はなんだかそれでいいのかなぁという感想です。訪れた現実にもう少しキチンと向き合ってほしかった。
伊坂 幸太郎
講談社 (2007年10月11日)
対談?という堅苦しい言葉よりは、雑談という感じ。自然体で、でも芯はあるという印象を受けました。気を張らなければならないところで、気を抜ける姿勢が素敵だなァ…と。 プライベートな話も、自分の考えていることも気さくに話しているおふたりに、帯に書かれてい...
村上 春樹
新潮社 (2003年06月)
エッセイ集。どちらかというと、小説の方が好きなので、あまりエッセイと触れ合うことが少ないのですが、この話は楽しめました。 小気味よい文章と、村上春樹独自の考えやら体験やらが思い思いに綴られている。 気取った感じとか全くなく、夜眠りに着く少し前に、1...
スティーヴンソン Robert Louis Stevenson
新潮社 (1967年02月)
小学校のときに初めて読んだとき、ジーキル博士の方がハイド氏より恐ろしく感じました。 ひとには善悪というものが形としてでなく観念としてあって、それらを抑制しているのに、それを放出してみようと考える。 誰のこころにもハイド氏はいるんだと思うと、ぞわっ...
柴田 よしき
祥伝社 (2004年06月)
連作短編集。 人間同士のつながりと、少しのサスペンス風味で非常に読みやすかったです。 最後のおかみの話は無理やりな感じがしなくもないですが… おいしいものと静かな雰囲気を本の中で味わえます。
新潮社 (2007年11月29日)
待望の伊坂作品。 やはり、よかったです。 携帯や色々なハイテク機器がそこら中に溢れる世の中で、目に見えぬ大きな敵と戦う青柳。 なんだか、青柳のような出来事は誰に対しても起こりえて、そしてそれが怖い。 一般市民が翻弄される状態が、マスコミや国家によ...
ドストエフスキー 原 卓也
新潮社 (1978年07月)
やっと上巻を読み終えた、という気分。 キリストとは何か、何が神なのか、自由とはなんなのか、自由を手にすることは幸せなのか… そういった今までなんとなく見過ごしてきたものたちについて様々な疑問が浮かびました。 まだ、上巻しか読んでいないので、これから...
高野 和明
講談社 (2004年08月10日)
はらはらしながら一気に読みました。 ただの推理サスペンスではなく、現在の死刑制度や刑事システムについて、そして倫理的に人を殺すということはどうゆうことなのか、について考えさせられました。
小川 洋子
角川書店 (2007年09月)
小川洋子さんの短編集。 最近は、とても暖かい話が多かったように思いますが、今回は不可思議で宵の口のような話集でした。 これぞ小川さん!!的な少しグロテスクでいて奇妙に甘い感じがする作品ばかりです。 教授宅の留守番とイービーのかなわぬ望みが特に好き。
恩田 陸
新潮社 (2001年01月)
やっぱりこの人の書く小説とは相性が合わないようで、率直にいうとよくわからなかった。 読みやすいことは読みやすいけれども、頭からすーっと抜けていく感じ。 余韻とか、物語を読むときに感じる感情の起伏なんかが全然感じられなかったのは、私の想像力の足りな...
新潮社 (2004年01月)
ラブ・ファンタジー?というような作品。 恩田さんの小説は好き嫌いが分かれると思うのですが、私自身は好きではない話でした。 愛の話がしたいのか、輪廻とかそういったものについて語りたいのか、よく掴めなかった… 非常に読みづらく感じてしまいました。
辻 仁成
光文社 (2005年07月12日)
「一瞬が永遠になるものが恋。永遠が一瞬になるものが愛」 という文章がとても印象的で、表題作である目下の恋人は、そのひとの恋愛観とか価値観がわかったとき、素敵だなーと思えました。 でも全体的にクセのある短編集の印象を受けました。
高橋 克彦
講談社 (1986年07月08日)
作中で起こる殺人事件と並行して、写楽の謎に迫っています。 写楽の謎を追及していく過程がとてもおもしろい。 思わず、写楽についてもっと調べたくなります。
小学館 (2001年03月)
うわぁぁぁ、と思うようなラスト。 上ほど印象的ではなかったのは最後の立て篭もりのシーンからかも。 でも、これだけ長い話にも関らず、一気に最後まで読むことが出来るほどのおもしろさ。
分厚い上に文字が小さい。かなり長い話なのに、すぐに下巻を読みたくなりました。 残虐な犯人の手口に読んだとき、気持ち悪くなる。 被害者の家族の心情や犯人の言い分。自分の命が断ち切られたらと思うと、凄く不安になります。
新潮社 (1998年01月)
社会で日常的に問題になっているカードと自己破産の問題。 知らず知らずのうちに物語の中へ引き込まれる感じはさすが、と思います。 結末はやるせなく、悲しいけれども、現実にこのようなことが身近に起こりえると思うと、ゾッとします。
集英社 (2001年08月21日)
そうゆうことか!と最後に納得。ヤラレタ感が味わえます。 ネット上の擬似家族と現実の家族。今現代の社会では、こんなことが起こっても不思議ではないかも…
新潮社 (1995年01月)
うーん… なんだかなぁ。と思いました。 サイキックの能力を持つということは、想像を超えるほど大変なことだろうし、その苦悩は伝わってきましたが、結末や物語の所々に、納得の出来ない点が多く、超能力で無理やり片付けられている印象を受け、あんまり好きになれ...
綿矢 りさ
河出書房新社 (2003年08月26日)
なんで蹴るのか凄く不思議。 高校生という大人でも子供でもない年頃の妙に曖昧な気持ちの揺れのようなものは感じましたが、あんまり意図がよくわからない作品。 それで、なんなんだろう…と思ってしまいました。
河出書房新社 (2001年11月)
読みやすかったです。でも、グイグイ読む、という感じでもなく、ただただ文章が流れていくのを目で追うような感じ。 この作品で何を伝えたかったのか、どう受け止めればいいのかがよくわからず、余韻がありませんでした。 今の若い人はこんなもんなんだろうか… ど...
谷村 志穂
ソニーマガジンズ (2004年09月)
オシャレは足元から。 と言われるように、女性にとって大切な靴をテーマに取り扱った女性向の短編小説。 でも、いまいち感情がわからなかったり、とてもありきたりだったりと、あまりいい作品集ではないような気がします。 もっと特別な1足があるのでないでしょう...
オグ マンディーノ Og Mandino
求龍堂 (2001年04月)
ここまで感動させられた本はあまりない!!と言えるほどの感動を与えてくれる本です。 野球に関して知識がなくても、何かに落ち込んでいるときでも、凄く勇気やあきらめないという精神を分からせてくれる話。 子供の内なる強さに、そして無邪気で一途な気持ちに心が...
ダン・ブラウン
角川書店 (2004年05月31日)
上巻がおもしろかったのに、下巻はイマイチでした。 物語の途中から犯人のめぼしがついてしまう… やはり、サスペンスとしての魅力ではなく、キリストやマグダラのマリアについての話の方が衝撃的でおもしろかった感じがします。
サスペンスとしてというより、ダ・ヴィンチの絵画についておもしろく解説されていて、誰もが知っている「最後の晩餐」や「岩窟の聖母」をもっと詳しく見てみようと思えました。 参考資料として載せてあった文献も一読してみるとおもしろいです。
新潮社 (1960年12月)
傑作選ということなので、短編集であり、厚みはあまりないような本なのに、1作1作に不気味さと狂気が感じられて、1日1作しか読み進められませんでした。 ひぃぃぃっとなること間違いなし。グロテスクでなんだか気持ち悪い。そんな話です。 傑作選というだけあり、...
集英社 (2004年05月20日)
つらつらと読んでいて、最後にえっ!?と思わされました。 やられた… 小説に登場する童話と犯人の1人称と女の子の1人称が絡み合ったとき、ぞっとします。
角川書店 (1976年02月)
長編のわりには短いのですが、登場人物が多く途中で混乱してしまいます。 金田一耕助シリーズの中では、犯人の付箋が早い段階からあり、意外にわかりやすいですが、いろいろ怪しい人びとが登場し、どの人も疑わしく思えてしまいます。 終わり方が好きでした。
講談社 (1995年03月07日)
一筋縄ではいかない東野作品に慣れてしまった後だったので、とてもラストが見えてしまいました。 愛することの深さと絶望について沁みると思います。 読後、ひとの気持ちは信用ならないのではないか、と人間不信になりそうです。
集英社 (1996年09月20日)
変身と同じように、こんなことが起こってしまったら…と考えるととても怖いけど、同時にこのような事態が起こりえるような気がしてならない作品。
光文社 (1994年11月)
東野作品にしては、読めてしまう話の筋だった気がしてしまいましたが、おもしろかったです。 語り手である女性が非常にかわいそう。
光文社 (1994年01月)
とにかく切なくていやになってしまうほど、悲しい話が多いです。 表題作もそのほかの作品も、犯人というべき明確なものではなくて、間接的な犯行のようなもので、思わずはっと息を呑まされるような感じ。
文藝春秋 (2002年02月10日)
湯川教授が超常現象を科学的に解明するシリーズ。短編集なので読みやすく、短編集なのに驚きは大きいというお得な内容です。
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