十一月の扉 (新潮文庫 た 84-1)

著者 :
  • 新潮社 (2006年10月1日発売)
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本棚登録 : 431
感想 : 74
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非日常の生活、いつもと違う人間関係、それが11月に始まって年末には終わると分かっていながら、充実した日々を送る爽子を内心羨ましく思ってる自分がいた。

中学生の淡い恋の形が上手く描かれている。
ちょっとしたことで喜んだり、不安になったり。
彼女が綴るストーリーもまた彼女が出会う人々とリンクしていて読んでて面白かった。

”11月の扉”が私のそばにもあるかも!そう思ったら11月が待ち遠しくなる1冊。
児童書の部類だけど、どの世代が読んでも楽しめると思う。
それぞれの年代で読んだらまた新たな気持ちで読める気がした。10代で出会っていたたかったなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年2月27日
読了日 : 2015年2月26日
本棚登録日 : 2015年2月7日

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