「家守奇譚」を読んだのが、何年も前(ブクログを始めるより前)ですが、あの自然と共生している感じが好きでした。
遅ればせながら、続編の本作を読んだ次第。
今回は、犬のゴローを探しに鈴鹿の山々を探索する綿貫さん。
“遠野物語”を彷彿とさせるように、昔から営まれてきた自然と共存している世界が心地よいです。そしてそこには人外のものも含まれるわけで。何だか人間の方が“お邪魔”している感じがあります。
淡々とした文体ですが、読んでいて、生命の息吹を感じる一冊。
読書状況:読み終わった
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2017年読了分
- 感想投稿日 : 2017年7月23日
- 読了日 : 2017年7月23日
- 本棚登録日 : 2017年7月23日
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