ひとの心が読めてしまう少女・七瀬は自らの力を知り、試すためにもお手伝いを職として様々な家で住み込みながら働いていた。
その中の8軒の人々のエピソードをまとめた1冊。
元々ドラマを昔に観て、とても好きだったので手に取った本。
ドラマはかなり原作に忠実だったんだな〜。
人の心が読めてしまう七瀬にとって、住み込みで働くというのは興味深い反面とてもリスキーで、読みながら自分だったら?を常に頭の片隅に置いていた。恐らくもっと人をけしかけたり、コントロールしようとしてしまうだろうなあ。
最後の亡母渇仰のラストが壮絶すぎて、もし自分なら狂ってしまいそう。
生活の中で、相手の気持ちが分かればなあと思うことはままあれど、人の心が読めるのは幸せなのかね、不幸せなのかね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説:日本人作家 タート
- 感想投稿日 : 2016年12月9日
- 読了日 : 2016年12月9日
- 本棚登録日 : 2016年12月9日
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