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命売ります (ちくま文庫)についてのあやこさんのレビュー


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読書記録とその感想。

レビュー by あやこさん

小説:日本人作家 マーモ   読み終わった  読了日 : 2010年10月31日  5  登録日: 2010年10月31日

 "生きる"とはなにか。"死ぬ"とはなにか。最高級のエンターテイメント小説。


 自殺をしそこなった男が、途端になんだかスッポリとした自由を感じ、こんな新聞広告を出す。「命売ります」。
 訪れるのは奇妙な人々。自分の妻と死んでくれ・人体実験台になってみてくれ・吸血鬼に飼われてくれ――。
 命を売ると言っているが、主人公・羽仁男の生への執着は見ていて滑稽なほど。それは不幸な自分に酔って「死にたい」と繰り返す人に似ている。死を意識しているが、誰よりも生きたがっている。
 すべてのお話が終わったときに、羽仁男が抱く想いはやはり"生きたい"だったんだろうな。 レビュー登録日 : 2010年10月31日


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