レビュー by ayamanoさん
辺境の宇宙空間を舞台とした三つの短編。
キリキリと追い詰められる緊迫のさなかで、条件に縛られたなかで、すべての力を尽くして選択するそれぞれの解の、そのそれぞれ違った輝かしさというかそのなんと言うか。うまいし、単純におもしろい。
三つの短編のなかでも、たったひとつの冴えたやりかたのシンプルさ、明快さ、快活さ、その聡明さはたまらないものがありました。
「選択」のほかに、作中で見え隠れするのは「男女観」。この中でいくつか提示したあり方からは、人間のジェンダーの枠組みに対する作者の主張が伝わってくる。世間からは男性と疑われなかった女性が書いたものと思うと、さらに深い。
レビュー登録日 : 2012年01月06日
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