日本各地だけでなく世界の戦争博物館を巡り、各国が博物館を通して第二次世界大戦をどう残そうとしているかを考察している。
博物館を"勝利に溢れ、爽やかで楽しい場"とする国、"執念を燃やして、当時をそのまま残す"国、"現代アートを使って悲惨さを伝える"国、"最新技術で被害を強調する国"、"自国の戦争観を極力曖昧にする国。
悲劇を繰り返してはならないはおなじでも、日本国内においても性別/地域/立場によって真実は異なる。
戦時中の日本でのスポーツのような報道も、自衛隊の下請け会社がある?ことも、ルンバの会社の売上げの三分の一が軍事ビジネスであることも、私は戦争について知らないと思った本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年7月13日
- 読了日 : 2014年7月13日
- 本棚登録日 : 2014年6月10日
みんなの感想をみる