優しくて大好きなお話もたくさんあったけど、
もう二度と文字として見ることはできない本かも…。
自分も他の動物の命を食べて生きているので
動物がかわいそうっ!と全面的に批判するキモチではなくて
おいしいおいしいと何も考えることなく食べているのは
とても罪深いことだと思うので、こんなにも残酷なことを繰り返して
人間は生きていることを改めて考えることは大切だけど
やっぱり自分の大切な家族であるエルメスを食べるのは
苦しすぎて嗚咽が止まらなかった。
偽善を振りかざして言うのではなく、やっぱり家族は食べられない。
倫子ちゃんとエルメスに姉妹のような関係を見ていたので
とても悲しくて苦しかったです。
でも、他のお話はふんわりとあったかくて
本ならではのファンタジーと食が交じり合った優しい食事でした。
大好きだけど二度と見れない、ワタシにとっては甘くて苦しい恋みたいな1冊でした。
読書状況:読み終わった
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■ 小川糸
- 感想投稿日 : 2012年7月10日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年7月9日
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コメント 1件
kuroayameさんのコメント
2012/07/10