第122回文學界新人賞で、
第157回芥川賞受賞作。デビュー作で芥川賞かーと思いながら読んだら、なかなか面白かった。淡々と話が進んでいく中でのラストがよかったからなおさら。
著者の意図なのかもしれませんが読めない漢字がわりとあって、まず日浅って(ひあさ)でいいのかな、からわからなかった。せめて名前くらいは。。。
あまり震災を軸にした話は好まないのですが、盛岡に住む著者自身が経験されたことがベースなら良いのかなとも思った。けれどLGBTは必要だったかな。なくても良かった気もするけれど。
仲が深くなった気がする知り合いが急に疎遠になる、なんてことは日常にわりとよく起こりうること。震災がおこり、その中でよく知っていたはずの人のもう一つの顔を知っていく。
日浅のお父さんの端的な感じがまたよかった。信じていたから疑わなかった。しんどいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
沼田 真佑
- 感想投稿日 : 2017年8月3日
- 読了日 : 2017年8月3日
- 本棚登録日 : 2017年8月2日
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