アメイジングスパイダーマンを観てすっかりデインデハーンに魅了されてしまったため、手を出しました。ブルーバレンタインの監督作品なんですね、ブルーバレンタイン大好きなのでダブルで嬉しかった。映像が綺麗だった、特に夜の、暗い場面での映像、光の加減が。
そして常に哀愁漂ってて、壊れそうで、寂しくて、やっぱり壊れそうで。ところどころ泣いてしまったし、ラスト、デインデハーン演じたジェイソンから母宛に送られたあの折り畳められた写真、ほんと泣けたし、今思い出しても泣いてしまう。そこに愛はあったし、愛ゆえに失ってしまったものが多々あって、さみしいね。不器用でさみしい。
みんながみんな壊れかけてて、虚勢張って、ギリギリで、最後ジェイソンと父を撃ったエイヴリーの場面のギリギリさがとにかく秀逸だった。みんながみんな後悔してて、望んでない結果を精一杯押し殺して前へ前へ進んでたんだよね。すごく繊細な物語だった。好きです、すごく。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
デレク・シアンフランス
- 感想投稿日 : 2015年1月31日
- 読了日 : 2015年1月31日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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