つらい現実に生きる主人公達が、「物語」の世界に救いを求めながら、現実を乗り越えていくお話。
3つの短編が4つめのエピローグで繋がるところが素晴らしい。
特に、「物語の夕暮れ」の与沢と「光の箱」の圭介との繋がりが印象的。
与沢は現実の世界で、ちゃんと「かぶと虫」になっていた。
ちゃんと「残す」ことができていた。
救いのある美しいラストになっている。
3つの短編の中では「暗がりの子ども」が最も好きな作品です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月27日
- 読了日 : 2015年3月27日
- 本棚登録日 : 2015年3月27日
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