ホルスの手 1

著者 :
  • 日本文芸社 (2012年12月20日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 4
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【概要と感想】
神の手を持つ外科医の物語。病院版ブラックジャックといった所か。
医療に関するマンガは今も昔もたくさん出版されている。

有名ドコロだと、『ブラックジャック』に『医龍』、『スーパードクターK』、
Kindleで無料で読める『ブラックジャックによろしく』とか。

個人的にいろんなきっかけで読んだものを上げると『動物のお医者さん』、
『研修医なな子』・『麻酔科医ハナ』あたりを思い浮かべる。

医療を取り扱ったマンガだとかっこいい手術を行う外科医の物語と
それ以外に分けられる。
それ以外とは病院内での権力闘争、麻酔科医や動物のお医者さんなど。
取り上げられることの少ない人達に目を向けるマンガ。最近は、こっちの方が主流なんじゃないか。

そんな中、時代に逆行し、外科の手術を行うスーパー外科医の物語がこの『ホルスの手』。
主人公・九条十三郎はエジプトの神話で再生の神とされているホルスの目を持つ男。

患者の命を救うためにあらゆる手段を使い、べらぼうに凄いスキルを駆使して患者を助ける。
そこには過酷な労働環境や面倒くさい病院の上司もいるが、九条十三郎はあくまでも人命救助のために自分の力を惜しまない。

少しだらしなく、ガサツでエロいところもあるけど、ウデは確か。
手術で何とかなる時代は終わったとしても、やっぱり手術で命を救うのはかっこいいと改めて感じさせた一冊。

【引用】
患者は医者の手を信じてその命を託してるんだからよ

【入手きっかけ】
Kindleのセールで購入!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年10月28日
読了日 : 2013年10月28日
本棚登録日 : 2013年10月28日

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