どの巨大プロジェクトでも同じであろうが、初めてのことにチャンレジし、幾多の試行錯誤の果てに結果を出している。そのプロセスにこそ、学ぶべきことが多々あるのではないだろうか。科学技術史が面白いのは、失敗の原因をひとつずつ探ってツブしていくその「過程」にこそある。
我が国のすばる望遠鏡の建設プロジェクトがスタートしたときに、本文庫の親本が関係機関に配られたというのもむべなるかなである。それこそが先人の偉業に対する最大のリスペクトではないだろうか。
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カテゴリ:
[44]天文・地学
- 感想投稿日 : 2013年3月11日
- 読了日 : 2013年3月11日
- 本棚登録日 : 2013年2月24日
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