「王様のブランチ」で紹介され、読みたいと思っていた本。
母娘関係がテーマ。
母娘の関係を指す言葉ですぐに頭に浮かぶものは、「友達母娘」、「一卵性母娘」でしょうか。
この言葉を頻繁に聞いていたころは、友達のような、姉妹のような母娘の関係が絶賛されていたような気がする。
それがいつしか、母と娘の関係には危険性がはらんでいるという認識に。
でも、母と娘の関係は家庭内のことで、なかなか表に出ず、声を出す人もいなかったのでは…
それが最近、小島慶子さんが母との確執を語ったり、NHKの「あさイチ」で特集されたり。
少し前に、篠田節子さんの「長女たち」を読んだ時にも、長女って生きにくい面を持っているんだなぁ…と感じた。
かくいう私も実は長女。それも兄弟は弟だけという。
とっても興味深く、読み切りました。
千遥は官公庁の外郭団体の契約社員。
母から逃れたくて、大学から実家を離れてくらしている。
亜沙子は父を病気で亡くして以来、母と二人暮らし。
まったく違うタイプの二人だが、母との関係に縛られている。
結婚を機に、母との関係を変えたい二人だったが…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
唯川恵
- 感想投稿日 : 2016年1月16日
- 読了日 : 2016年1月14日
- 本棚登録日 : 2016年1月14日
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コメント 1件
azu-azumyさんのコメント
2016/01/24