女子中学生が主人公。児童書用もあり、こちらはラストが母親目線で描かれています。
学校という世界の中にいると、そこが全世界。そこでの自分の立ち位置を知っておかないと、えげつないいじめが存在する。
前半は、かなりリアルに受け止められます。
後半は、奇想天外なところも多々ありますが。
“世界はひとつじゃない”“自分の好きなこと、打ち込めることがあれば、そこでもうひとつの世界があって強くもなれる”ということ。
私はそう受け止めました。思春期の年代の子が読むと、途中から「ありえない」と思うかもしれない。でも、ありえない中に、訴えたいことが盛り込まれているから、そこを感じられたらいいと思う作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年6月27日
- 読了日 : 2017年6月26日
- 本棚登録日 : 2017年6月26日
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