バットマン ジョーカーの逆襲 (竹書房文庫 BA 1)

  • 竹書房 (1992年2月1日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 3
4

三代目ロビン、ティム・ドレイクファンをトラウマのどん底に突き落としたOVA「Batman Beyond Return of The Joker(バットマン・ザ・フューチャー 蘇ったジョーカー)」の元ネタは多分コレ。

ただ犠牲者はティムではないので、まだ大丈夫…か?

OVA「Under the Redhood」発売に向けて細々とジェイソン祭りをしています。
物語は二代目ロビンであるジェイソン・トッドが非業の死をとげた数週間後からスタート。
当然ブルースは荒れているし、元初代ロビン&現ナイトウイングであるディックの複雑な心境も語られていて、「家族の消失」というバットマンにつきまとう宿命について考えさせられます。
そして如何にブルースが駄目な大人で、ディックができた子なのかがよくわかります。
ブルースにとってディックがそれだけ対等な存在だってことだろうけど、一回り以上年の離れたディックに八つ当たりすぎだ。
あとはジョーカーが○○を××した理由もストレートに書かれているので、気になる方は是非読んでみてください。

話としては、事件そのものも怖いが動機のがより怖いいつものバットマンもののの雰囲気が楽しめます。

このころのディックは21歳。結婚寸前までいったスターファイア(コリー)との一度目の破局あたりですね。
この小説だけ読んでるとディックが一見普通の好青年に見えるかもしれない恐怖。
ある悪癖を除けばバットマンファミリーでは一番理想的なヒーローであることは確かですが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外コミック【邦訳アメコミ中心】
感想投稿日 : 2010年5月18日
読了日 : 2010年7月30日
本棚登録日 : 2010年7月30日

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