プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~ 特装版: 両手の花には棘がある、の巻 (小学館ルルル文庫)

著者 :
  • 小学館 (2007年11月30日発売)
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感想 : 8

これもドラマCD付きの特装版を買いました♪

前回のドラマCDは物語の冒頭部分の話しでしたが、
今回は、マシアスメインのドラマCDの為の書き下ろし。
マシアス曰く「麗しの仮面主従の巻」(笑)
マシアス大活躍で楽しいドラマになっています。


前回、ジルがルシードに黙って開催した愛妾募集。
ルシードが暗殺未遂にあったりと、色々事件があった為に、
愛妾の件は立ち消えになっていたのだか、ルシードが遠征で留守中に何故か
候補に挙がっていたオルプリーヌ嬢が、花嫁行列を伴って勝手に王宮へ。
不服に思いつつもジルはオルプリーヌを迎え入れるのだが、
肝心のルシードは、全く彼女へ手を出すこともなく時が過ぎて行く。
そしてオルプリーヌの方から国へ帰ると言い出し、ホッとしたのもつかの間。
最後にお茶だけでもご一緒したかった、と言うオルプリーヌに
それくらいなら、と安請け合いしたルシードだったのだが、
まんまとオルプリーヌにハメられ、結局、彼女を愛妾として迎えることに。
それを機に、一緒に狩りなどに出かけるようになったルシードと彼女に
自分では意識していないようなのだが、明らかにヤキモチを焼いているジル。
そんな中、オルプリーヌの策にハマり、ジルが捕らえられてしまう。
なんとオルプリーヌは偽者。しかもジルが偽者の王女だと気づいていた…。


と、ココで終わっちゃったんですよ!!
なんですとーっ!? じゃないですか??
で、本筋はそんな感じなんですが、マシアスの過去が少し明かされていて、
なんと彼には妻子がいたらしいのです。過去系なのは、もう亡くなっているから。
それがまずビックリ!! マシアスはいったい何歳なんだ!? それも気になる。(笑)
彼は騎士だったのだが、何らかの事件?により妻子をなくし
パルメニアを憎んでいるらしい。
何があったのかは、まだ明かされていません。

あと、地下牢に捉えられているルシードの弟、リドリスに変化が。
廃人のようだった彼が、きちんと食事を取り、体まで鍛え出した。
会いに行ったルシードにリドリスは驚きの言葉を彼にぶつける。
なんとメリルローズに恋をした、というのである。
ジルが彼に会いに行った事を知らなかったルシードは、怒り心頭。
と言うか、これまたヤキモチだったりするのだけれど。(笑)

なんだかんだとお互いにヤキモチを焼いてるジルとルシード。
お互い素直になればいいのに!と読みながら思うことしきり。
ま、それじゃ話しが終わっちゃうから仕方ないとは分かってますが。
それから1つ気になるのが、ミゼルコルドが前回とは違い、
ほとんど登場しなかったこと。今後はあんまり登場しないのかな?
とにかく、続きが待ち遠しいシリーズです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2010年8月14日
読了日 : 2008年5月5日
本棚登録日 : 2010年5月2日

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