しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2004年3月28日発売)
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体が弱い一太郎。そんな一太郎の世話をする犬神の佐助と白沢の仁吉。一太郎のことを心配するあまり佐助と仁吉の様子が過剰になりすぎていて、それに呆れる一太郎という3人トリオの様子がおもしろかったです。また、自分の体が弱く周りに心配をかけてしまうことを申し訳なく思う一太郎や一太郎の友達の栄吉が稼業である菓子作りがうまくいかないシーンは登場人物たちの現実の世界での悩みや葛藤が描かれていました。ただ妖怪だけが出てくるファンタジー作品でなく、そういう人間の苦しさと闘う姿も描かれていて勇気がもらえました。文章も分かりやすく書いてありスラスラと読めるので、気分転換がしたい時には最適な本だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月6日
読了日 : 2016年1月6日
本棚登録日 : 2016年1月6日

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