十三番目の陪審員 (角川文庫 あ 34-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2001年8月1日発売)
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本棚登録 : 68
感想 : 7
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3+ 

恣意的な書かれ方が目立つものの、法廷の場面でのやりとりは“裁判員”以前に書かれたものとしては意外なほど現実感があり生々しい。何より3.11を通過した我々にとって、本作のプロローグはありえないことでもSFでも何でもなくあまりにリアルである。そういったベースで本作を読むと、荒唐無稽なプロットなどむしろ脇役ぐらいに思えてくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年7月29日
読了日 : 2014年7月29日
本棚登録日 : 2014年7月21日

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