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レビュー by sasagakiさん
いやー、もうタイトルだけでぐいぐい来てしまうわけです。
社会派小説で名を馳せた城山三郎氏が
人生の最後に綴ったのは亡き妻への想いだった。
それはもうこちらが戸惑ってしまうほどまっすぐで、てらいのない表現。
これはきっと後できちんとお話にするための
自分用のメモ書きみたいなものだったんじゃないか。
死後、書斎から発見された何枚かの原稿用紙が、
その正しい順序も分からないまま出版社に持ち込まれ、
娘によるあとがきを追加して本書になっているらしいのだけど、
本人が生きていたらこういう形では世に出なかったはずのものじゃないかと思う。
そういう意味ではとても貴重な本ですね。
あとがきも、うまく別の視点から本編を補足していていいです。
あったかせつない気持ち。
登録日 : 2010年08月20日 00:50:39


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