わー、芥川賞らしいなあ。研ぎすました感性で日常を抑揚なく描くというか。
何ものをも意味ありげに描かないところが清々しくもある。
ただそれはそこにあって、自分はここにいて、そして過ぎて行く。という感じ。
ひょんな事から同居することになった老人の、
遅くとも確かな時間を見つめるうち、
自分のふわふわと漂うような生き方にどこか違和感を感じつつ、
しかし日々をただ見つめるだけで過ごしている主人公が、
それでも自然と大人になって行く様子が微笑ましいです。
なんとなく妹を見ているようだったなあ。
登録日 : 2010年04月16日 01:32:55
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