和田竜さんの『忍びの国』を読んだときにも感じたんですが、忍者物にすると何でもありの世界になるんですよね。
信長の伊賀攻め、石川文吾(後の五右衛門ですね)とお鈴、果心居士とお式の物語が絡みあって途中までは面白く読めたんですが次元を超えて南北朝が出てくるあたりで、読み手はおきざりにされてついていけず(僕だけかも知れませんが)作者の書き込み不足、ひとりよがりを感じてしまった。
ここまで話しを広げなくても十分面白くなったと思うのでちょっと残念でした。
読書状況:読み終わった
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乾 緑郎
- 感想投稿日 : 2011年3月26日
- 読了日 : 2010年12月14日
- 本棚登録日 : 2010年12月15日
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