▼あらすじ
浪漫豪奢…時は大正八年。病気の妻と二人の幼子を抱え、生活に困窮する柳川鳴人は、貿易商の都筑清治の屋敷へ出稼ぎに出る。しかし、雇い主の都筑は冷めた目をした傲慢な男で、鳴人はなぐさみものにされてしまう。しかし、持ち前の明るさと強さで、愛情に飢えた都筑を見守ろうと決心するが…。
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ひと夏の。…中2の夏休み、特にやる事もなく田舎のじいちゃん家の寺に遊びに来た金坂。沼で溺れて死んでしまった地縛霊のさとりを成仏させるため、おばあちゃんの金の指輪を探してやる事に。だが、一緒にいるうちに愛しさが募り…
北沢先生がコミックを出されていた事を今更知りました。
とりあえず大正という時代設定と表紙がとても自分好みだったので購入して読んでみました。
雰囲気は良かったです。…が、展開が早いのが凄く気になりました。
もっとお話に厚みを持たせるような説得力のある内容だったら読み応えもあったのになぁ……。
あと、これは私の勝手なイメージなので仕方無いですが攻めの性格が思ってたのと違って少し残念に思いました。
傲慢といっても口調は紳士寄りの方かと思っていたのですが、割と今時系というか、言葉遣いが荒くて主人っぽさがあまり感じられず、うーん…って感じでした。
それと受けの奥さんが良い人でこちらもうーん…(笑)
死別とは言え、何だかなぁ…って感じです。
これ、奥さん良い人にしなくても良かったんじゃ…って感じです。
もしくは最初に死別させておくとか…。
とにかく全体的にモヤモヤが残るお話でした。
あ、でも子供達に遊ばれている攻めは可愛かったです。
そして幽霊少年のお話ですがこちらも代表作同様、攻めが受けを好きになるまでの展開がとにかく早過ぎて思わずポカーンとしてしまいました。
短編とはいえ、これだったらまだ一目惚れ設定にした方が良かったかも。
でも、幽霊とえっちするBL作品を今まで読んだ事が無かった為、展開の早さを除けば新鮮で面白く感じました。
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- 感想投稿日 : 2014年12月9日
- 読了日 : 2014年12月9日
- 本棚登録日 : 2014年12月5日
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