トンネル (角川ホラー文庫 12-13)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年9月1日発売)
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本棚登録 : 209
感想 : 15

渋谷の映画館から374人が謎の失踪!その時の映画は渦波魅伊里という名の監督の、ただ闇しか映っていないものだった。チーム・クワトロという特命捜査官たちが真実を探る。結局渦波は桜井耀子という人だったんだけど、400年前の先祖がのりうつってたりして怖い・・・。そしてこの失踪事件に大きく関わっていたのが“逆ねずみ算”。父+母=自分で「2=1」になって、n代目まで遡ると、2のn乗=1になる。そして400年くらい前の残虐なことをしていた人の直系の子孫である可能性が高く、自分も心の底に残虐な部分があるとか、そういう考え。瞳を閉じると、自分が誰かを拷問しているような姿が見えてしまうってことだったんだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 吉村達也
感想投稿日 : 2011年12月19日
読了日 : 2003年9月21日
本棚登録日 : 2011年12月19日

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