河岸忘日抄 (新潮文庫)についてのbea-riecheさんのレビュー
本
/ 新潮社
/ 405ページ
/ 2008年04月25日発売
レビュー by bea-riecheさん
未設定
読み終わった
読了日 : 2010年12月06日
登録日: 2010年12月06日
2010-12-06T23:36:41+09:00
生きていること、それはいろんな意味で移動すると言うことで。物理的にも心理的にも。けどその移動の影響をあまり受けない生き方というのもまたあるわけで。本来移動するための「船」が動かない状態で存在し、その中で生活すると言うのはどういうことなのだろう。主人公がフランスのセーヌ川のほとりに係留されている船の中で始めた生活は、動くことを拒否し変わらないことのなかで移動していくものをぼんやり眺めているというようなもの。ひっそりとした秋の雨のような物語。
レビュー登録日 : 2010年12月06日
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