Taming the Duke
男爵令嬢でありながら、アリシア・スペンサーは三年前にウェクストン公爵夫人の策略で醜聞に巻き込まれて以後、社交界に背を向けて生家マーストンヒースで競走馬の調教に全てを捧げていた。父であるスペンサー卿が酒と賭け事にうつつを抜かすため、一家の生計を立てていたのはアリシアだったが、経済的に余裕があるとは言えなくても、大好きな馬の世話をしながらの田舎の生活に満足していた。そんなある日、評判を聞きつけたウェクストン公爵が、アリシアに領地のヘイヴンクレストに来て愛馬の治療をして欲しいと申し出、経済的見返りに目が眩んだ父スペンサー卿はさっさとその申し出を受けてしまう。しぶしぶながらもアリシアは因縁の地に赴く…
プライド、嫉妬、策略、それに競走馬の世界やら狙撃事件やらが幾重にも重なり、とっても面白かった!葛藤やら癒しやらもなるほどな〜とホロッとくるところも多々ある。ヒロインとヒーローの小気味よいやり取りも面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Classical
- 感想投稿日 : 2012年9月19日
- 読了日 : 2012年9月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月13日
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