べそかきアルルカンの“徒然読書日記”»
ジャンルを問わず、興味をもったらなんでも読みます。
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誤解された仏教 (講談社学術文庫)
秋月 龍珉
文庫 講談社 2006-09-08
思想
読み終わった
(2012-02-04)
幸か不幸か、自分は特定の宗教を信仰する者ではありません。仏教やキリスト教の根本的な思想が、どのようなものであったかということに興味は抱いても、宗教というものは、時を経て伝播する過程で、人間の素朴な心情に根ざす土着的な思想と結びついたり、政治や権力...
絶対達成する部下の育て方―稼ぐチームに一気に変わる新手法「予材管理」―
横山 信弘
単行本(ソフトカバー) ダイヤモンド社 2011-12-02
ビジネス
読み終わった
(2012-01-29)
〝予材管理〟って何?ということに興味を惹かれて読んでみました。 どこの会社も営業は同じ悩みを抱え、そこで働く人たちが同じような言い訳をしていることを知り、とても面白かったです。まるで自分の職場のことが書かれているようでした。 ここに書かれているこ...
分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(下) (講談社文庫)
京極 夏彦
文庫 講談社 2011-10-14
日本文学
読み終わった
(2012-01-25)
前作は、やはり序章に過ぎませんでした。 それぞれが勝手気儘に動いた結果、断片的に得られたそれぞれの情報が、徐々に徐々にひとつの形を成していきます。今回も近未来の温室育ちの少女たちが、前時代的な大活劇を見せてくれます。長編なのに中だるみすることなく...
分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)
京極 夏彦
文庫 講談社 2011-10-14
日本文学
読み終わった
(2012-01-18)
前作で張られていた伏線が、ここにきて新たな展開を見せ始めます。まるで前の事件が序章であったかのように、物語は予測不能な方向に・・・。以前脇役だった人物にもスポットが当てられ、誰が敵か見方かわからない状況の中で、そもそも何が起こっているのかさえ判ら...
きりこについて (角川文庫)
西 加奈子
文庫 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-10-25
日本文学
読み終わった
(2012-01-12)
あぁ、おもしろかったぁ。そして、感動しましたぁ。 扱っているテーマは、なかなか深いものなんですが、笑いあり、涙ありの、まるで松竹新喜劇のような物語でした。この本を読めば、世界が猫の肉球より丸いということを、素直に受け入れることができるかも・・・で...
空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
角幡 唯介
単行本 集英社 2010-11-17
ノンフィクション
読み終わった
(2012-01-08)
チベットの奥地ある世界最大の峡谷を流れる〝ツアンポー川〟・・・・この川は謎の川と呼ばれ、18世紀以降、いく人もの探検家や登山家がその全貌を明らかにするために挑んできました。もちろん、命を落とした者もいます。そして、この峡谷には、20世紀が過ぎても、い...
家族になったスズメのチュン (偕成社文庫)
竹田津 実
単行本 偕成社 2006-08
生物
読み終わった
(2011-12-28)
獣医である竹田津先生のもとに、瀕死の状態で持ち込まれた雛鳥。それがスズメのチュンでした。北海道で獣医を営む先生のところには、家畜だけでなく、いろんな野生動物が連れてこられます。もちろん、野生は野に戻すのが原則ですが、チュンはちょっとばかり変わった...
ピース (中公文庫)
樋口 有介
文庫 中央公論新社 2009-02
日本文学
読み終わった
(2011-12-24)
表紙のイラストに惹かれ、つい読んでみました。 本書はミステリーですが、目を見張るトリックや、大きなどんでん返しがあるわけではありません。また、いたるところに散りばめられた複線が、手際よく回収されるわけでもありません。 主だった登場人物は、それぞれ...
トロムソコラージュ (新潮文庫)
谷川 俊太郎
文庫 新潮社 2011-11-28
詩歌
読み終わった
(2011-12-18)
谷川さんにしては珍しい、少し長めの6つの詩が収められた詩集です。 〝トロムソコラージュ〟という詩の中の、〝私は立ち止まらないよ〟という言葉が印象的でした。時はただただ流れていくものですから、〝私は立ち止まれない〟と思いがちなのですが、あえて〝立ち...
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
パウロ コエーリョ
ペーパーバック 角川書店 1997-02
海外文学
読み終わった
(2011-12-17)
人はなぜ、自分の心に素直に向き合うことができないのでしょう?人は心に思い描いたことを、どうして行動に移せないのでしょう?大切なことは、すべて心の中にあるのに・・・・・。多くの人が後悔の念を抱きつつ、人生を過ごしています。夢とはなにか?希望とはなに...
刺繍する少女 (角川文庫)
小川 洋子
文庫 角川書店 1999-08
日本文学
読み終わった
(2011-12-13)
10の物語からなる短編集です。 命あるものには、逃れられない定めがあります。いつか必ず終わりを迎えること。老いてゆくこと。そして、生きなければならないこと。本書では、日常の中の非日常、ちょっとした日常の綻びを描きつつ、密やかに死や、老いや、生につい...
分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(下) (講談社文庫)
京極 夏彦
文庫 講談社 2011-09-15
日本文学
読み終わった
(2011-12-10)
中盤以降、物語は急展開。徐々に凄惨さを極めていきます。 近未来を舞台にしていながら、ここで語られているのは、有史以来人類が繰り返してきた愚かさに他なりません。まったく人間というのは救いようのない存在です。そして、その救いようのなさを自覚しながら、...
分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)
京極 夏彦
文庫 講談社 2011-09-15
日本文学
読み終わった
(2011-12-05)
国民の個人情報が、国家によってデータ管理された世の中で、家庭は社会から、個人は家族から孤立し、人と人を結びつけるのは情報のみという、近未来の世界を描いた物語です。情報の作り出す世界では、かえって現実の方が曖昧模糊とし、リアルなコミュニケーションは...
リサ・ラーソン作品集―作ることは、生きること。
ペーパーバック ピエ・ブックス 2009-02
美術
読み終わった
(2011-11-27)
リサ・ラーソンはスウェーデンの陶芸家です。1931年に生まれた彼女は、いまも現役で活躍されているそうですが、ここ数年、街中で彼女の作品をよく見かけるようになり、ず~っと気になっていました。 ヨーロッパにおける彼女の作品の愛好家は中高年層が中心なの...
狼王ロボ シートン動物記 (シートン動物記) (集英社文庫)
アーネスト・T・シートン
文庫 集英社 2008-06-26
海外文学
読み終わった
(2011-11-26)
つい最近、たまたま狼王と呼ばれた〝ロボ〟の実際の写真を目にしたことから、あらためて本書を手に取ってみました。誰もが知ってる〝シートン動物記〟ですが、作家であると同時に、画家であり、博物学者であるシートンは、ボーイスカウト運動の創生に影響を与えた自...
どこから行っても遠い町 (新潮文庫)
川上 弘美
文庫 新潮社 2011-08-28
日本文学
読み終わった
(2011-11-22)
東京の下町のある小さな商店街と、その町に暮らす人びとの日常を描いた11の連作短篇集です。 ごく当たり前のことですが、人は表面に出さないまでも、それぞれがそれぞれの人生を、胸の中にいろんなものを抱えながら生きています。各章が、各々別の人物の視点で、...
新編 あいたくて (新潮文庫)
工藤 直子
文庫 新潮社 2011-09-28
詩歌
読み終わった
(2011-11-13)
工藤直子さんの詩に、佐野洋子さんの挿絵がついた、とても贅沢な本です。〝新編〟となっているのは、1991年に出版された詩集『あいたくて』が文庫化されるにあたって、その後書かれた詩をいくつか追加したり、入れ替えたりしているからなんだそうです。 これを...
モダンタイムス(下) (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
文庫 講談社 2011-10-14
日本文学
読み終わった
(2011-11-11)
人間が集まると、そこには個々人の思いとはまったく異なった、得体の知れない意思が働き始めます。それは、人間のために機能するのではなく、組織や社会や国家といったものを守ろうとする何かです。その中では、正義や道徳や愛なんてものは簡単に弾き飛ばされてしま...
モダンタイムス(上) (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
文庫 講談社 2011-10-14
日本文学
読み終わった
(2011-11-11)
読んでいる途中で判ったのですが、本書は〝魔王〟の続編でした。〝魔王〟を読んだのが随分前のことで、内容をすっかり忘れてしまっていましたが、そんなことはぜんぜん気にせず、どんどん読めてしまいます。〝魔王〟を未読の方でも充分楽しめますよ。
ラジ&ピース (講談社文庫)
絲山 秋子
文庫 講談社 2011-10-14
日本文学
読み終わった
(2011-10-31)
表題作〝ラジ&ピース〟の主人公は、32歳の独身女性。孤独癖のあるひねくれ者なのですが、読んでいてぜんぜん嫌な気を起こさせないのは、絲山さんの文章のなせる技ですねぇ。むしろ、主人公の気持ちに共感させられてしまいます。孤独というのが、良くないこととして...
山の帰り道
沢野 ひとし
単行本(ソフトカバー) 本の雑誌社 2011-07-20
アウトドア
読み終わった
(2011-10-28)
山に関するエッセイです。山が好きだけれど、暇がなくてなかなか足が向かないので、せめて本を読んで山の雰囲気に浸ってみましたぁ。著者の本は何冊も読ませていただきましたが、ワニ目画伯の場合、絵にも文章にも、そこはかとなく男の哀愁が滲み出ているのが魅力で...
銀のロバ
ソーニャ ハートネット
単行本 主婦の友社 2006-09-01
海外文学
読み終わった
(2011-10-21)
何を隠そうロバが好きです。なので、タイトルと表紙の絵に惹かれてこの本を手に取りました。 物語は第一次世界大戦の最中、フランスのある森の中で、幼い姉妹が盲目の脱走兵に出会ったところから始まります。少女らは、傷ついた兵士を助けるために、大人には内緒で...
ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)
森山 徹
新書 PHP研究所 2011-03-19
生物
読み終わった
(2011-10-18)
なんて魅力的なタイトルでしょう。タイトルに惹かれ、思わず衝動買いしてしまいましたぁ。 心とは何か?これは、世界中のあらゆる分野の人々がず~っと考え続け、そしていまだに答えの出ない大きなテーマではないでしょうか?ところが本書では、〝心〟とは〝ある行...
風花 (集英社文庫 か)
川上 弘美
文庫 集英社 2011-04-20
日本文学
読み終わった
(2011-10-13)
胸がチリチリと痛むようなお話でした。川上さんらしい浮遊感のある文体なので、なおさらのこと悲しさ、寂しさ、怖さが増します。時が移ろうということは、何かが変わっていくということで、あたりまえのようにある幸福が、実は砂でできた城ように脆いものだというこ...
マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))
平野 敬一
新書 中央公論新社 1972-01
詩歌
読み終わった
(2011-10-05)
〝マザーグース〟って、なんとなく知ってはいるけど、実のところこれっていったいなんなのだろう?と、今更ながら興味をひかれて読んでみました。 イギリスをはじめとする英語圏では、わたしたちには思いもよらないほど〝マザーグース〟が人々の精神に深く溶け込ん...
白い牙 (新潮文庫 (ロ-3-1))
ジャック・ロンドン
文庫 新潮社 1958-11
海外文学
読み終わった
(2011-09-28)
主人公はホワイト・ファング(白い牙)と呼ばれる狼。舞台は、ゴールドラッシュに沸く北米の原野です。 厳しい自然界の掟を学んだホワイト・ファングは、人間と共に暮らすことになっても、生き延びるために野性の本性を研ぎ澄まし、本能の命ずるまま行動し、自分以...
とりつくしま (ちくま文庫)
東 直子
単行本 筑摩書房 2011-05-12
日本文学
読み終わった
(2011-09-21)
〝とりつくしま〟とは、少しばかり未練を残して亡くなった人が、この世に戻って魂を宿すモノのことです。それは家族や恋人、ちょっと気がかりだった人の身の回りにあるモノ・・・例えば夫のマグカップになった妻や、憧れの恩師の扇子になった教え子や、母親の補聴器...
動物たちのゆたかな心―心の宇宙〈4〉 (学術選書)
藤田 和生
単行本 京都大学学術出版会 2007-04
生物
読み終わった
(2011-09-18)
人間は万物の霊長を自負していますが、それは果たして本当でしょうか?人間が他の動物と違うのは、二足歩行し、言葉を操り、火を使い、道具を利用するからだと教わりました。けれど、動物たちにも言葉に代わるコミュニケーション手段があり、道具を使うのも、なにも...
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
小川 洋子
文庫 文藝春秋 2011-07-08
日本文学
読み終わった
(2011-09-11)
やさしさと哀愁に満ちた、静かでとても美しい小説でした。 冒頭で語られる、デパートの屋上で生涯を終えた象のインディラのエピソードから、一気に物語の世界へ引き込まれてしまいました。 インディラをはじめ、狭い壁に挟まれたまま身動き取れなくなった少女や、...
森を歩く―森林セラピーへのいざない (角川SSC新書カラー版)
田中 淳夫
新書 角川SSコミュニケーションズ 2009-03
アウトドア
読み終わった
(2011-09-04)
森林療法、森林セラピーについて書かれた本です。 〝緑を目にすると心が癒される〟〝森に足を踏み入れると、なんだか気持ちいい〟といった感情は、誰もが持ち合わせているのではないでしょうか?森林療法、森林セラピーとは、そういった漠然とした感覚の原因を、科...
せんべろ探偵が行く (集英社文庫)
小堀 純,中島 らも
文庫 集英社 2011-07-20
エッセイ・随筆
読み終わった
(2011-08-31)
久しぶりにらもさんの本を読みました。早いもので、らもさんがこの世を去られて、7年もの歳月が流れ過ぎたんですねぇ。本書はらもさんと小堀純さん、そしてその怪しげな仲間たちが、千円でべろべろに酔っ払える店を訪ねて、全国行脚するレポート&エッセイです。ボ...
うつくしい人 (幻冬舎文庫)
西 加奈子
文庫 幻冬舎 2011-08-04
日本文学
読み終わった
(2011-08-25)
世界はさほど悪意に満ちた場所じゃない。人生は思いのほか捨てたものじゃない。と思えることがあります。けれど、それはほんの束の間のこと。やっぱり世界は混乱しているし、生きるということは辛く、苦しく、せつないものです。もしも自分の心と素直に向き合うこと...
もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)
工藤美代子
単行本 メディアファクトリー 2011-05-20
その他
読み終わった
(2011-08-19)
〝嘘は書かない〟〝脚色はしない〟をモットーに、30年以上ノンフィクション作家を続けてこられた著者が、自らの不思議体験をどのように表現し、分析されるのか?ということに興味が湧いて読んでみました。 霊能者や超能力を信じないという著者ですが、ご本人自身は...
喋々喃々 (ポプラ文庫)
小川 糸
文庫 ポプラ社 2011-04-06
日本文学
読み終わった
(2011-08-16)
舞台は、昔ながらの町並みが残されている東京の下町〝谷中〟です。〝谷中〟は正確には、下町ではなく寺町というんだそうですネ。その寺町の雰囲気とともに、男女の淡く危うい関係が描かれていて、タイトルにぴったりの内容でした。四季の移ろいや、折々の行事や、旬...
ハリウッド100年史講義―夢の工場から夢の王国へ (平凡社新書)
北野 圭介
新書 平凡社 2001-10
映画
読み終わった
(2011-08-05)
映画の都ハリウッドの成り立ちと変遷、産業構造の変化、時代背景との関わり等々。これまで深く考えたこともないようなことばかり語られていて、たいへん勉強になりました。近頃のアメリカ映画に、あまり興味を持てなくなった原因も、なんとなくわかったような気がし...
やさしいため息 (河出文庫)
青山 七恵
文庫 河出書房新社 2011-04-05
日本文学
読み終わった
(2011-07-29)
毎日同じようなことの繰り返し、代わり映えのしない起伏のない日々。日常生活の手ごたえのなさや、とりたてて希望の持てない明日にふと寂しさをおぼえたり、不安を感じたりするなんてことは、多かれ少なかれ誰にでもあることでしょうネ。そんな感情の微妙な揺らぎが...
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
橋爪 大三郎,大澤 真幸
新書 講談社 2011-05-18
思想
読み終わった
(2011-07-26)
私たち日本人のみならず、世界の多くの国々が西洋社会の影響を色濃く受けています。いわば近代社会のグローバル・スタンダードといえるのが西洋的な社会です。けれど私たちは、西洋についていったいどれだけのことを知っているでしょう?本書は〝西洋とは何か?〟と...
イエティの伝言 (小学館文庫)
薄井 ゆうじ
文庫 小学館 2005-04
日本文学
読み終わった
(2011-07-15)
主人公がネパールの奥地で、偶然イエティを捕らえたことが物語の始まりでした。イエティは自ら捕らえられるために、深夜主人公が一人で眠る、長距離バスに乗り込んできたのです。ヒマラヤの森の生息域が狭められることへの危機感から、彼らは独立国家を打ち立てよう...
ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)
ロジャー フィッシャー,ウィリアム ユーリー
文庫 三笠書房 1989-12-19
ビジネス
読み終わった
(2011-07-09)
本音と建て前を使い分け、腹芸を読み取り、根回しに奔走するのが日本的交渉とするならば、アメリカ式交渉とはどんなものなのか?それがわが国でも通用するのか?ということに興味を惹かれ読んでみました。 交渉といっても、日常の些細な揉め事から、ビジネス、政治...
野生哲学──アメリカ・インディアンに学ぶ (講談社現代新書)
管 啓次郎,小池 桂一
新書 講談社 2011-05-18
思想
読み終わった
(2011-06-28)
わたしたちが、自然を畏れ、敬い、その恵みに感謝することの大切さを忘れてしまって、いったいどのくらい経つでしょう?現代社会が如何に仮想的で、実態を伴わないものであるかということに、改めて気づかされる1冊でした。 なにかを決めるとき、7世代あとの人々...
こうふく あかの (小学館文庫)
西 加奈子
文庫 小学館 2011-05-10
日本文学
読み終わった
(2011-06-24)
ひとはわかっていながら、つい誤った道を選んでしまうものです。そうして取り返しがつかなくなって、本来自分が目指す道から、どんどん、どんどん遠ざかっていってしまうのです。が、それでもまた、いけないと思いながらも、選んではいけない道を選んでしまう繰り返...
こうふく みどりの (小学館文庫)
西 加奈子
文庫 小学館 2011-04-06
日本文学
読み終わった
(2011-06-20)
主人公は、女性ばかりの家庭に育った中学生の女の子。大阪の下町を舞台に、彼女を取り巻く日常が描かれています。大阪弁による語り口のためか、ほのぼのとして、コミカルな印象を受けますが、実はとてもシリアスで、怖いお話だと思いました。人間が生きていくために...
野宿入門
かとうちあき
新書 草思社 2010-09-23
アウトドア
読み終わった
(2011-06-14)
〝野宿〟・・・なんてロマンチックな響きなんでしょ。旅先で焚き火の揺らめきを見つめながら、大地にごろんと横になる。見上げれば満天の星空。ときおり流れ星がす~っと尾をひいて夜空の隅に消えていく。耳を澄ませば、どこからかせせらぎの音が聴こえてくる・・・...
ひつじがすき
佐々倉 裕美
単行本 山と溪谷社 2008-04-01
生物
読み終わった
(2011-06-11)
ひつじの種類、飼い方、羊毛の刈り方、紡ぎ方などなど、ひつじ好きのための、ひつじに関する本です。可愛いひつじの写真も満載で、とくに興味がない方でも、ページをパラパラするだけで、きっと虜になっちゃいますよぉ。羊飼いは憧れの職業でしたが、本腰入れたくな...
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
万城目 学
文庫 文藝春秋 2011-04-08
日本文学
読み終わった
(2011-06-10)
大阪は、実は明治新政府によって正式に認可された独立国でありましたぁ・・・・・というお話です。 奇想天外な物語ではありますが、絶対にありえないことではないような気がします。現にオーストラリアには、ハットリバー公国という独立国家があるそうです。1970年...
スズメはなぜ人里が好きなのか
大田 眞也
単行本(ソフトカバー) 弦書房 2010-10-08
生物
読み終わった
(2011-06-03)
なにを隠そうスズメが好きです。小さくって、まんマルで、ちょんちょんと跳ねるように歩く姿が、愛らしくてたまりません。どこにでもいる、ありふれた小鳥なので、お気づきでないかもしれませんが、いちどジ~ックリ眺めてみてください。スズメはとても可愛いですよ...
遊牧夫婦
近藤 雄生
単行本 ミシマ社 2010-07-12
エッセイ・随筆
読み終わった
(2011-05-28)
旅をしながら暮らしたい・・・・・そう考えた著者は、大学院を出て就職もしないまま結婚し、すぐさまオーストラリアへ。本書は、その後5年に及び世界中を放浪し続けた2人の、最初の1年間の記録です。貧乏旅行のことですから、毎日快適というわけにはいかなかったと...
ムーン・パレス (新潮文庫)
ポール・オースター
文庫 新潮社 1997-09
海外文学
読み終わった
(2011-05-23)
退廃的で刹那的な学生だった主人公の独白や、老人の昔語りなど、とりとめのない話が延々と続くのですが、読み始めたら止まらなくなりますよぉ。 〝ムーン・パレス〟というのは、コロンビア大学の近くに実在した、比較的低価格な中華料理店だそうです。著者も同大学...
ないもの、あります (ちくま文庫)
クラフト・エヴィング商會
文庫 筑摩書房 2009-02
日本文学
読み終わった
(2011-05-12)
クラフト・エヴィング商会の商品カタログです。 この世の中には、耳にしたことはあるけれど、実際に目にしたことがないというものがたくさんあります。例えばそれは、〝転ばぬ先の杖〟であったり、〝目から落ちたうろこ〟だったり、〝左うちわ〟や〝思う壺〟などな...
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
文庫 新潮社 2010-11-26
日本文学
読み終わった
(2011-05-10)
デヴィッド・ミラー監督のアメリカ映画〝ダラスの暑い日〟を思い出しました。この映画は、1963年11月22日、ダラスで起こったJ・F・ケネディ暗殺事件を扱ったもので、アメリカ政府内部の企てによって複数犯で実行された犯罪を、オズワルドによる単独の犯行に仕立て...
長い旅の途上 (文春文庫)
星野 道夫
文庫 文藝春秋 2002-05
エッセイ・随筆
読み終わった
(2011-05-05)
星野道夫さんの遺稿集です。 アラスカ・・・・自然を愛する者は、誰もが一度はその土地に憧れを抱くのではないでしょうか?北の大地の自然は美しいけれど、人間にとっては過酷な環境でもあります。それでも、やはり私たちはアラスカを想わずにはいられません。 本...
冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫)
中島 京子
文庫 筑摩書房 2010-09
日本文学
読み終わった
(2011-04-27)
タイトルどおり、冠婚葬祭にまつわる四つの物語です。良い意味で裏切られましたぁ。この本が、冠婚葬祭という言葉から思い描く一般的なイメージとは、ちょっと違った視点で書かれているからです。 冠婚葬祭とは、人が生まれてから亡くなるまで、そうして亡くなった...
四畳半王国見聞録
森見 登美彦
単行本 新潮社 2011-01-28
日本文学
読み終わった
(2011-04-24)
四畳半を舞台に繰り広げられる、時空を超えた妄想・・・。森見ワールド炸裂の実にアホらしいお話なのですが、なんとなく切ない気分にさせられました。自分もまた、学生時代を京都で過ごした経験を持つのですが、当時感じていた侘びしさ、無力感、そうして未来に対す...
ざらざら (新潮文庫)
川上 弘美
文庫 新潮社 2011-02-26
日本文学
読み終わった
(2011-04-13)
かつて単行本で読んだのを忘れていて、つい文庫本を買ってしまったので、もう一度読み直してみました。 それにしても上手いなぁ・・・。プロの作家に対して失礼な云い方ですが、でもやっぱり、川上弘美さんって上手いなぁというのが率直な感想です。 この本は、23...
企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!
山口照美
単行本(ソフトカバー) 阪急コミュニケーションズ 2009-09-01
ビジネス
読み終わった
(2011-04-06)
30のキーワードを使って、発想の転換、アイデアの出し方を伝授してくれる、トレーニングブックです。 販促・宣伝アドバイザーであり、教育ジャーナリストでもある著者の経歴は少々変わっていて、大学卒業後、塾の国語教師として勤務し、3年目には校長職に就いたに...
しかけ人たちの企画術
小山 薫堂,箭内 道彦,片山 正通,後藤 繁雄,堂山 昌司,吉田 正樹,中村 勇吾,嶋浩 一郎,奥田 政行
単行本(ソフトカバー) インプレスジャパン 2011-02-24
ビジネス
読み終わった
(2011-03-30)
東京企画構想学舎の講義録です。講師となられた9人は、放送作家、テレビプロデューサー、クリエイティブデザイナー、ウェブデザイナー、インテリアデザイナー、編集者、料理人などなど、様々な分野の第一線で活躍されている方々です。 良い企画を捻り出すのに必要...
空ばかり見ていた (文春文庫)
吉田 篤弘
文庫 文藝春秋 2009-01-09
日本文学
読み終わった
(2011-03-25)
12の物語からなる連作短編集です。 床屋の一人息子であったホクトさんは、高校を卒業すると、迷うことなく家業を継ぐために理容の勉強を始めました。その上、貯金まではたいて、研修のためにパリに渡ったのです。ところが、そこであるパントマイミストに魅せられし...
世界130カ国自転車旅行 (文春新書)
中西 大輔
新書 文藝春秋 2010-11
アウトドア
読み終わった
(2011-03-19)
著者は28歳から39歳まで、約11年をかけて地球を2周しています。走行距離にして15万1,849Km。実はこれ、地球4周分なのだそうです。訪れた国は130カ国。パンクした回数は300回以上。旅で得た友達は500人。 世界には自転車で旅をしているサ...
どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている―詩人まど・みちお100歳の言葉
まど みちお
単行本 新潮社 2010-12
詩歌
読み終わった
(2011-03-14)
百歳を超えてなお現役の詩人、まど・みちおさんの談話の中から珠玉の言葉を集めたものです。 詩作にもっとも大切なことは?と訊ねられたまどさんは〝あきらめないことです。あきらめたらおしまい〟とおっしゃっています。 だれにもわかるやさしい言葉で詩を書くと...
窓の魚 (新潮文庫)
西 加奈子
文庫 新潮社 2010-12
日本文学
読み終わった
(2011-03-13)
2組のカップルが温泉旅行に出掛けます。4人は友達であるはずなのに、打ち解けた感じがしません。それどころか、それぞれのカップルの関係もなんだか冷ややかです。登場人物はみな心に傷を負い、暗い影を引きずっています。だからこそ、4人は無意識に惹かれあって...
ムーミンのふたつの顔 (ちくま文庫)
冨原 眞弓
文庫 筑摩書房 2011-01-06
評論
読み終わった
(2011-03-09)
ムーミンの人気がヨーロッパをはじめ世界各国に広まったのは、イギリスの新聞連載コミックスがことの始まりだったそうです。新聞連載が始まった当時、本国フィンランドでは、児童文学としてのムーミン・シリーズは、すでに数冊出版されていたのですが、画家であり、...
桐畑家の縁談 (集英社文庫)
中島 京子
文庫 集英社 2010-04-20
日本文学
読み終わった
(2011-03-03)
子供のころはいじめられっ子で、ジミで奥手な妹が、突然日本語もままならない台湾人の青年と結婚すると言い出しました。いつも「アイシテイル」と言ってくれるからという理由で、日常会話もろくに成立していないのにです。妹はちょっと世間の常識からズレているとこ...
水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫)
梨木 香歩
文庫 筑摩書房 2010-10-08
エッセイ・随筆
読み終わった
(2011-02-26)
水辺にまつわるエッセイです。趣味であるカヤックに乗るために訪れた川や湖のこと、海外で目にした風景のことなど。特にかつて留学していたイギリスの自然は、梨木さんにとって原風景とも言えるのではないでしょうか? この本は、みんなでアウトドアを楽しみましょ...
幽霊たち (新潮文庫)
ポール・オースター
文庫 新潮社 1995-03
海外文学
読み終わった
(2011-02-19)
舞台は1940年代のニューヨーク。主人公である探偵ブルーのもとに、あきらかに変装していると思われるホワイトと名のる男が訪れ、ブラックという人物を見張り、その状況を逐一報告してもらいたいと依頼します。仕事はきわめて簡単なもののように思えました。実際、引...
メルヘンクラブ (宝島社文庫 C さ 2-2)
さとう さくら
文庫 宝島社 2009-11-06
日本文学
読み終わった
(2011-02-16)
世間にうまく馴染めず、主張すべき思いもなく、なんとなく周りに合わせて生きてきた、25歳の地味でおとなしい女性が主人公です。普段から感情を表に出すこともなく、世間との付き合いをわずらわしく思いつつ、波風が立たない程度に、流されるように生きています。初...
78 (小学館文庫)
吉田 篤弘
文庫 小学館 2009-01-08
日本文学
読み終わった
(2011-02-13)
ちょっと風変わりなタイトルですが、〝78(ナナハチ)〟とはレコードの回転数のこと。蓄音機でないと聴くことのできないSPレコードの回転数が78なのだそうです。その78回転のレコードにまつわるいくつもの味わい深い物語が、時を越え、場所を変え、くっつい...
百歳日記 (生活人新書 332)
まど・みちお
新書 日本放送出版協会 2010-11-06
エッセイ・随筆
読み終わった
(2011-02-08)
百歳を迎えた詩人の、日々と思いを綴ったエッセイです。百歳ともなると、まどさんの身体にもいろいろ不便が生じてこられたようですが、病床にありながらもその感性は、いまだ衰えることなく瑞々しいままというのには驚かされます。ご本人は謙遜しておられますが、心...
TVピープル (文春文庫)
村上 春樹
文庫 文藝春秋 1993-05
日本文学
読み終わった
(2011-02-05)
不条理な物語の中に、静寂と狂気が同時に存在する6つの短編です。現実と幻想の境目がなく、なんともとらえどころのない物語から、孤独や寂しさや、欠落感、怖れといったような感情が、じわじわ滲み出てきます。読み方も解釈も、すべて読者にゆだねられます。ポンと...
水の繭 (角川文庫)
大島 真寿美
文庫 角川書店 2005-12
日本文学
読み終わった
(2011-02-01)
幼いころ両親が離婚したことで、母親と双子の兄と離れて生活することになった20歳の女子大生が主人公です。一緒に暮らしていた父親が急死したことで、大学を休学し、けだるい日々を送る主人公。そんな時、子供のころから何度も家出を繰り返している従妹が、主人公...
怪奇小説という題名の怪奇小説 (集英社文庫)
都筑 道夫
文庫 集英社 2011-01-20
日本文学
読み終わった
(2011-01-30)
怪奇小説といえば、オドロオドロしていて、怖ろしいものをイメージしてしまいますが、この物語は一味違っています。 怪奇小説の執筆を依頼された作家が主人公です。幼少期の体験をもとに書けると思って引き受けた仕事なのですが、なかなか筆が進みません。そこで、...
キッチンぶたぶた (光文社文庫)
矢崎 存美
文庫 光文社 2010-12-09
日本文学
読み終わった
(2011-01-27)
〝ぶたぶたシリーズ〟もこれで12冊目だそうです。今回のぶたぶたさんは洋食屋さん。もちろん、料理の腕を振るうのはぶたぶたさん自身です。 ごく普通の人々の、ごく普通の日常を描いているだけで、おおむね特に大きな事件が起こるわけでもないのですが、シリーズ...
水銀灯が消えるまで (集英社文庫)
東 直子
文庫 集英社 2010-02-19
日本文学
読み終わった
(2011-01-25)
山間の寂れた遊園地に関わる人々を主人公にした、ゆるゆるあわあわの連作短編集です。歌人・東直子さんの小説デビュー作なんだそうです。 実社会に馴染めなかったり、日常の暮らしからちょっと足を踏み外してしまったり、なんだかよくわからない寂しさに心が浮遊し...
世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520)
一条 真也
新書 PHP研究所 2008-04-16
思想
読み終わった
(2011-01-22)
ブッダ、孔子、ソクラテス、イエスの四大聖人に、モーセ、ムハマンド、老子、聖徳太子を加えた八大聖人について書かれたものです。もちろん、この1冊でそれぞれの思想と背景が理解できるなどとは思っておりませんでしたが、日本人の柔軟性や許容範囲の広さ、寛容さ...
新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)
クラフト・エヴィング商會
文庫 筑摩書房 2004-04-08
日本文学
読み終わった
(2011-01-17)
本書は〝すぐそこの遠い場所〟の姉妹本です。〝すぐそこの遠い場所〟は、〝アゾット〟という世界を、事典という形をとりながら紹介するものでしたが、この本では、クラフト・エヴィング商會の現主人(著者)の祖父が、むかし商旅行で〝アゾット〟へ行ったときの記録...
いわずにおれない (集英社be文庫)
まど・みちお
文庫 集英社 2005-12-16
詩歌
読み終わった
(2011-01-13)
1909年生まれの詩人まどさんの、96歳のときのインタビューをまとめたものです。〝いわずにおれない〟というタイトルは、日々湧き上がる感動を言葉にしないではいられないということでしょう。命あるものばかりでなく、そうでないものに対しても同様に暖かい眼差しを...
girls ZINE ―女子のためのジン案内
ペーパーバック ビー・エヌ・エヌ新社 2010-09-27
その他
読み終わった
(2011-01-10)
ZINEとは個人あるいはグループが手作りで発行する、小部数の非商業的な出版物のことです。FANZINEという言葉が略されたものだそうです。もとは小説や音楽などのファンが、自主的に発行していた同人誌や冊子をFANZINEと呼んでいたそうです。いまで...
それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
吉田 篤弘
文庫 中央公論新社 2009-09
日本文学
読み終わった
(2011-01-10)
舞台は〝つむじ風食堂の夜〟と同じ〝月舟町〟。どこにでもありそうな下町でありながら、なんとなく時間がふっくらとしていて、少しばかり緩やかに流れているような気がする・・・それが月舟町です。主人公の青年が、教会に隣接するアパートに引っ越してくるところか...
文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫)
京極 夏彦
文庫 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-10-23
日本文学
読み終わった
(2011-01-08)
居ないのに居るもの、居ないことによって存在を示すもの、人間の概念によってのみ存在するもの、それが妖怪の正体です。平たく言えば妖怪とは、人間が説明のつかない現象、事象を説明するために生み出した概念なのだそうです。豆腐小僧は江戸時代後期に人気のあった...
聖書の読み方 (岩波新書)
大貫 隆
新書 岩波書店 2010-02-20
思想
読み終わった
(2010-12-31)
世界最大のベストセラーである聖書。世界中のあらゆる言語で翻訳されている聖書。けれど、聖職者や研究者を除いて、この書物を通読したことのある人が、いったいどれだけいるでしょう? 本書は聖書の内容を解説したものではなく、聖書がなぜこれほどまでに読みにく...
ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯
クレア・キップス
単行本 文藝春秋 2010-11-10
海外文学
読み終わった
(2010-12-26)
老婦人とスズメの愛情あふれる実録物語です。第二次大戦中、ロンドンに住む作者(キップス夫人)は、ある日傷ついたスズメの雛を拾います。雛には障害があり、生まれてすぐに巣から放り出されたようでした。もう助からないだろうなぁと思いながらも、キップス夫人は...
ばかもの (新潮文庫)
絲山 秋子
文庫 新潮社 2010-09
日本文学
読み終わった
(2010-12-18)
ほんの少しだけ道を踏みはずしてしまうことって、誰にでもありがちなことです。そうと気づいたときに、すぐに修正すれば良いのですが、わかってはいても多くの人にはそれができません。簡単そうにみえて、なかなか容易なことではないのです。そのまま次の一歩を踏み...
なにもない旅 なにもしない旅 (知恵の森文庫)
雨宮 処凛
文庫 光文社 2010-09-09
エッセイ・随筆
読み終わった
(2010-12-15)
世間から忘れ去られて閑散とした温泉地や、昼間からおじさんたちが酒を酌み交わすようなディープな下町、観光地でも何でもない漁港などなど、どうでもいいような場所に、たいした目的もないまま旅をして〝あぁ、やっぱり来なきゃよかったぁ〟と頭を抱えこむ旅エッセ...
ふしぎな図書館 (講談社文庫)
村上 春樹,佐々木 マキ
文庫 講談社 2008-01-16
日本文学
読み終わった
(2010-12-10)
大人のための絵本。イラストは佐々木マキさんです。 図書館に「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方」に関する本を探しに行った少年が案内されたのは地下の迷宮。そこで出会った怪しげな老人に、少年はオスマントルコ帝国の税金について書かれた本3冊といっしょに...
百鼠 (ちくま文庫)
吉田 篤弘
文庫 筑摩書房 2009-10-07
日本文学
読み終わった
(2010-12-08)
この本は、表題作の他に〝一角獣〟と〝到来〟を合わせた3作品で構成されています。実はこの3作品、タイトルだけが先に頭に浮かんだそうです。あることをきっかけに、ふっと浮かんだ3つのタイトルを目次にした短編集を作りたい・・・そう思って同時並行で書き始め...
遠い足の話
いしい しんじ
単行本 新潮社 2010-10
エッセイ・随筆
読み終わった
(2010-12-05)
場所についてのエッセイです。 旅で訪れた場所、暮らしていた場所、暮らしている場所、関わりのあった場所、気掛かりな場所などなど・・・。それらの場所について、いしいさんらしい独特の視点で思いが綴られています。人や物との関わりに、時を超え、空間を超えた...
ふりむく (講談社文庫)
江國 香織
文庫 講談社 2010-09-15
日本文学
読み終わった
(2010-11-21)
この本は、松尾たいこさんのイラストに、江國香織さんが文章をつけたものだそうです。つまり、絵は挿絵ではないのです。あくまでイラストが先にあって、文章は後から。このことによって〝この本のつかいかた〟にもあるように、いく通りもの楽しみ方ができます。まず...
イー・イー・イー
タオ・リン
単行本(ソフトカバー) 河出書房新社 2009-08-07
海外文学
読み終わった
(2010-11-21)
主人公は、大学を卒業して地元の宅配ピザ屋でアルバイトをしているアンドリュー。やりたいことが何もない。何をすればいいのかわからない。あしたが見えない。夢も希望も未来もない・・・そんな虚無的で破壊的な彼を取り巻く、厭世的で暴力的でクレイジーな熊やイル...
つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)
吉田 篤弘
文庫 筑摩書房 2005-11
日本文学
読み終わった
(2010-11-18)
月舟町の十字路にある食堂・・・お店ののれんに名前はありませんが、ぽつんと灯りのともった十字路に、いつもつむじ風が舞っていることから、いつしか〝つむじ風食堂〟と呼ばれるようになりました。安価で大衆的なお店なのですが、本格的に西洋料理の修業をしたシェ...


