アニメのマーヤとは違って実際の虫がきちきち動く映像が浮かぶ、世界そのままの美を讃えるような小品(ちょっと人間族を持ち上げ過ぎなのがこそばゆいけれど)。マアヤはピチピチと元気だし、知らない虫とそれは上手にお近づきになるし、見習うべきところが多かった。
80年前の訳文も味わい深くてよかった。むしろ大人はこのバージョンで読んで緊密な昔の日本語を楽しんでほしい。「よござんす」とかほんと文字でしか見たことないのだけれど、いい。小さい頃の海外の児童書を読むときの幸せを思い起こすのかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドイツ - 小説/物語
- 感想投稿日 : 2017年12月22日
- 読了日 : 2017年12月22日
- 本棚登録日 : 2017年12月22日
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