火星のタイム・スリップ (ハヤカワ文庫 SF 396)

  • 早川書房 (1980年6月1日発売)
3.50
  • (18)
  • (27)
  • (54)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 436
感想 : 23
3

火星が舞台なこととか時間移動できる少年とか、道具立てはSFのはずなのに、描かれているのは夫婦の危機と再構築だった。PKDのとにかく憂鬱で疲れている感じを期待して読んでそういう部分も堪能しつつ、ふらふらしていた人たちが我に返る結末に、楽観的過ぎるかもしれないけれどほっとした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英米 - 小説/物語
感想投稿日 : 2015年5月24日
読了日 : 2015年5月24日
本棚登録日 : 2015年5月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする