火星が舞台なこととか時間移動できる少年とか、道具立てはSFのはずなのに、描かれているのは夫婦の危機と再構築だった。PKDのとにかく憂鬱で疲れている感じを期待して読んでそういう部分も堪能しつつ、ふらふらしていた人たちが我に返る結末に、楽観的過ぎるかもしれないけれどほっとした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英米 - 小説/物語
- 感想投稿日 : 2015年5月24日
- 読了日 : 2015年5月24日
- 本棚登録日 : 2015年5月24日
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