緑の森の神話 (心にのこる文学 25)

著者 :
  • ポプラ社 (1996年8月1日発売)
3.93
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本棚登録 : 282
感想 : 33
3

・環境問題、および家族愛などを含んだファンタジー
・緑の王国を救うため、奔走する主人公
・ほんのり恋もあったり……?
・わかりやすすぎるので、私の好みからは外れていた……
・子供向けと思われる
・なので、子供に環境問題などを少しばかり覗かせるには良い作品(と思う)



何故評価が普通のものかと言いますと、私の個人的な意見なのですが、この作品はテーマが単純明快わかりやすすぎて嫌だなあと、昔思った記憶があるからです。
これもまた個人的意見ではありますが、児童書の何がいいかと問われれば、私は「深層心理に訴えるテーマ」だと思います。
小説には様々なテーマがありますが、児童書は子供向けということもありまして、子供がのびのび育つようなものが多いような気がします。あとは、親御さんが言いたいこととか(絵本みたいですね)。
しかし子供は敏感ですから、ただ単に「友達は大事」「自然を大切に」「冒険する心を忘れないで!」などなど言われますと、斜に構えて突っぱねることもあります。
ここで、深層心理に訴えるテーマが必要なのです。
きれいごとと言われるような物事を、いかにして子供に伝えるか。その手段が児童書なんじゃないかなーなんて思ってました。

私は個人的な意見として、以上のように考えておりますため、この作品の評価はあまり高くありません。
…偉そうなこと言ってるけど、児童書の分類もよく分かってない人間なので間違った点もかなりだとおもいます。
一個人のただの戯れ事と受けとって頂ければ幸いです……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書・ファンタジー
感想投稿日 : 2010年2月27日
読了日 : 2010年2月27日
本棚登録日 : 2010年2月27日

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