きつねのはなし (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年6月27日発売)
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「夜は短し歩けよ乙女」とおんなじ作者なのにねー。 …やっぱ、すごいわ。このヒト。

貞子さんの映画がメガヒットしてた頃、「これこそが”日本の怪談”の怖さだ」みたいなこと言う人がいて「えー? そうかなぁ?」と思ったりしてたんだけど。
これだよね。”日本の怪談”の怖さ は。
内田百閒先生が気合を込めて書いたらこうなるであろう、怪談連作短編。

日本の「怖さ」はスプラッターからは最も遠い。
迫ってこない。
こっちが”気になる”。
なんか引っかかって、「あれ?もしかして…」とか考えがぐるぐる巡って…。

…あれ? 

…これはあれだ。  …恋だ。 ^^

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年4月13日
読了日 : 2012年7月13日
本棚登録日 : 2014年4月13日

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