イノベーションの神話

  • オライリー・ジャパン (2007年10月29日発売)
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イノベーションの神話
●成功する起業家は「ミューズからのキス」と「素晴らしいアイデア」が授けられるのを待つようなことはしない。彼らは仕事に邁進するのだ
●イノベーションというものは、専門家の観点から見た優秀さと、さまざまな副次的なファクターが絡みあって生み出される採用の容易さというものの間にあるスイートスポットで生み出されるのです
●ジョブズは「成功する起業家とそうでない起業家を分けるもののうち、およそ半分は純粋な根気強さであると確信している」と述べています
●どこから手を付けるかなんて、とにかく手を付けさえすればどうでもいいことなのだ
●イノベーションでは、安全である、あるいは楽しいと判っているものに対してではなく、判っていないものに対して信念を持つことが要求されるのです
●イノベーター志望者の多くは、ほとんどの批判がうわべだけのものであるということに気が付きません。実際に出てきた批判というものは、真の懸案事項を示唆しているに過ぎないのです
●ロジャースはイノベーションの普及速度を決定する5つのファクターを洗い出しました。
・相対的なメリット:経済性、名声、利便性、ファッション、満足を実感するか
・互換性:導入に必要な取組みのコスト
・複雑さ:必要となる学習量
・試用可能性:簡単に試すことができるか
・観測可能性:実感するメリットは目に見えるかたちで明らかか?
●「発案者」という言葉が、何かに関するアイデアを最初に思いついた人物を指すのか、実際に動作するものを最初に作り出した人物を指すのか、その発明を最初に商業的な成功にと導いた人物を指すのかという疑問は解決されていない
●イノベーターが使用する、アイデア発見のためのテクニック
・ブレインストーミング、専門外の分野、共同作業、メモ帳、実験
●アイデアがどこにでもあることを体感する実験
・周りにあるものを何でもよいので1つ選び、本来の用途以外で何に使えるかを自問する
●聡明なイノベーターは、できる限り早期に顧客について調査し、彼らのニーズを理解し、それらを有効利用しようと努めます
●イノベーションの評価基準には以下のものがあります
・あなたにとってよい、他の人にとってよい、業界や経済にとってよい、社会にとってよい、世界にとってよい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2011年11月23日
読了日 : 2011年11月23日
本棚登録日 : 2011年11月23日

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