絶望名人カフカの人生論

制作 : 頭木弘樹 
  • 飛鳥新社 (2011年10月22日発売)
3.76
  • (63)
  • (110)
  • (84)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 931
感想 : 151
2

悲観的な視点が得られるかも
誰よりも悲観的に一生を過ごしたとされるカフカという人物の残した言葉をまとめ解説している。個人的にはあらすじの言葉が印象に残っている。
悲しいときや辛いときに心を癒やすには,まず悲しい気分に浸り,次に楽しい気分に浸ればスムーズに立ち直れる。つまり,最初から明るい気分になるのではなく,最初に悲しい気分に浸ることで心に染みこんでくる。
本文自体はいくつか共感できるような内容もあったが,全体的に後ろ向きな考えが書き連ねられていて,解説もいまいち物足りない部分があって,あまりよいとは思わなかった。悲観的な思考もよいが,もう少し次につながるような内容があればよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: essay
感想投稿日 : 2015年6月3日
読了日 : 2015年6月3日
本棚登録日 : 2015年6月3日

みんなの感想をみる

コメント 1件

mkkacademicさんのコメント
2015/06/04

カフカの知られざる業績に安全管理関係があります☆お仕事につながるかもしれませんので…http://warabi2.dreamlog.jp/archives/51760623.html

ツイートする