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私の男についてのmia.さんのレビュー


ゆる読記録帳。»

2011.10〜 読んだ本(*´`) 気まぐれにレビューも書いてみたり。

私の男 2801人が登録 ★3.54

著者: 桜庭一樹 
本 / 文藝春秋 / 381ページ / 2007年10月30日発売

レビュー by mia.さん

 未設定  読み終わった  読了日 : 2011年12月24日  5  登録日: 2011年12月24日

これは、すごい。
こんなに夢中になった物語は
何年ぶりだろう。

某彼におすすめされた桜庭さん、
どれから読もうかと思ってとりあえず直木賞受賞作のこれを。

第1章、テンポが良くてあっさりと引き込まれた、素晴らしかった!

桜庭さんの文章はそれほど特徴
あるわけでもないのに、ふとした表現や言い回しがすごく印象的で上手い。
「わたしのわたしそのものである部分」っていいな。

一見恋愛小説なのに実はミステリー
要素が強くて、読み進めていくとちょっとずつ色んな謎が解けていきます。
時間を遡っていく構成も、ばらばらなようで全体が上手く一つにまとまっていてすごく面白かった、緻密すぎる!

美朗さんの章は少し長かったなぁ。第三者の客観的な視点が必要なのは分かるけど…。
まあただ単に美朗さんがあんまり好きじゃないんです←

淳悟は何かもう…、
結局最後まで淳悟という人が
よく掴めなかった、なぜこんなにも闇が深いのか。
淳悟の過去の話をもう少し知りたかったな。

花ちゃんは、私と似ている。
囚われている。
美朗さんでは淳悟を越えられない
あ、だからこそ結婚したのか…笑


一瞬だけど二人が幸せそうな
4章が特に好きです。
大塩さんとのシーンは凄かった…
人と獣の境目、大地と海の境目、
善と悪の境目。流氷が印象的。

終わり方もとても好き。
最後の一行が良い、ずっとその気持ちのままでいてほしかった。

淳悟と花。
怖くもあるけど少しだけ
羨ましくも思う。
唯一であり、父娘であり、共犯者
これ以上強い繋がりなんて
ないだろうから。

「身内しか愛せない人間は、結局、自分しか愛せないのと同じだ。」って台詞が妙に心に残りました。

さて、もう一度読み直します← レビュー登録日 : 2011年12月24日


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