ケータイの未来

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2006年11月17日発売)
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本棚登録 : 96
感想 : 15
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この本はとても旬な内容でオススメ。1つは、これからケータイがクレジットカード機能を担う新たな生活インフラとして活躍するというビジネスシナリオの説明が書かれていること。2つ目は、通信「業者」の発想ではなくユーザーの立場を優先して考えていくことの大切さを訴えている点である。社内で新しいビジネスを考えよう、今の不採算事業を立て直そうという時にこの本を読めば、つまらない業界の考えを捨てて発想を豊かに持たなければいけないということを実感できる。3つ目は、通信業界自体の業界図を半導体やコンテンツも含めてさらっと勉強できることである。

さて、この本を読んでNTTドコモのHPに行くと社長の会見がある。今後の展開が楽しみだ。

最近スカイプを搭載して公衆無線LAN経由で電話ができる携帯端末が出始めているが、日本の携帯電話業界全体、ドコモにとってどのような影響が考えられるか。

スカイプ利用の広がりによって、まずは固定電話、そして携帯電話もその影響を受けるとは考えている。多くのお客様に受け入れられていくのかどうか、また世界の通信事業者の動向などを見ながら、検討していくことになるだろう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 業界・企業
感想投稿日 : 2007年9月15日
本棚登録日 : 2007年9月15日

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