本当にすごい作品でした。
戦争の悲劇を殊更にドラマチックに描いたり強調したりするのではなく塩の配給が足りない中で「泣いてばかりじゃ塩分がもったいない」なんてブラックなユーモアを交えながらその中に悲しみや怒りが内包している感じがとてつもなくリアルな空気を作り上げていました。
またほのぼのとした絵のタッチそのままに描かれるのに空襲の場面などの迫力が凄い。物語始めの幼少期なんかまんが日本昔ばなしみたいな印象を受けていたことを後半忘れ切って没入しておりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年9月20日
- 読了日 : 2017年9月20日
- 本棚登録日 : 2017年9月20日
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