静かな音楽が流れているのを感じられる本。
恋愛は結局はエゴだ。
新しい出会いは必ず別れを伴うし、誰かを笑顔にさせた行為が誰かを泣かせる。
人と人の出会いは傷を負うけど、それでも一度好きになってしまったら、もうその気持ちをなかったことにはできない。自分の心に嘘はつけないから、気持ちがその人に流れたことは取り消せない事実になる。
美術館の場面や電話の場面など、ひとつひとつのシーンが映画のように美しい小説だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恋愛
- 感想投稿日 : 2012年3月20日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月20日
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