キャプテン・クック: 世紀の大航海者

  • 東洋書林 (2013年3月1日発売)
3.75
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 18
感想 : 5
5

クックについての長年抱いていたイメージが覆される。貧しい生まれながら、勤勉で努力家、生まれながらの才能でその地位をつかみながら、志半ばで悲劇的な最期を遂げた人。
もっと簡単に言えば、地球を3周して、三度目に帰ってこなかった人。(大雑把過ぎる。)
…だと思っていた。
偉大な人であるには違いない。だが、彼も人間。特に、晩年の彼は気難しい頑固おやじ。部下との軋轢もあり、原住民の問題もあり。
人間として一層親しみがわいた。
が、お友達にも上官もしたくない。
お友達ならクラークがいい。
(昔からひいきしているだけだが。)
久しぶりにウィトビーに行って、彼の像の足元に立ち、彼が見ているものを見て来ようと思う。
そして今度は、若き日のクックが上った丘に登ろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英国古典
感想投稿日 : 2013年9月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年8月1日

みんなの感想をみる

ツイートする