聖書考古学 - 遺跡が語る史実 (中公新書 2205)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年2月22日発売)
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感想 : 57

特定の宗教に依存しているわけではないので、聖書も断片的にしか読んだことがないのだけれど、遺跡や史料を頼りに考古学的なアプローチで旧約聖書を捉えようとしている。当時の統治形態や集団形成を図る上で都合のいいように物語が作られることが多いのが常であるが、考古学的な観点で見ると別の解釈が得られる好例のように思う。イスラエルの歴史をある程度見ながら、イエスの物語を見ると、キリスト教がなぜ必要とされたかも見えてくるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 19_キリスト教
感想投稿日 : 2013年8月13日
読了日 : 2013年8月12日
本棚登録日 : 2013年7月3日

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