悪の教典 下 (文春文庫 き 35-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年8月3日発売)
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感想 : 1251
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一気に下巻も読んだ。まず感想は人が簡単に殺されすぎ。もちろんサイコである蓮見の殺人劇がこの小説の醍醐味になっているのだけれど。
学校の中での心理戦ーー生徒があと何人で、どこの階にいて、どういう行動を取る、といったところは読みごたえがあった。
殺す直前も生徒と相対して教師である口振りで交わし、最後は苦しませぬよう抹殺するという、まるで冷徹なロボットのような感じがした。
このあとの蓮見はどうなるのだろうと思ってしまう。スケールが大きすぎるだけに、精神異常としてとらえられるのか、刑事責任があるのか。。。
映画をみてみたいと思った。どういう風に実車化されているのか楽しみになった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年6月13日
読了日 : 2016年6月13日
本棚登録日 : 2016年6月9日

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