自伝では?と思わせるこの小説はエッセイの千さんのままだった。エッセイよりもちょっぴり深みが足りないような、気はしたけれど。
心の昏さやいたみをゾクリとするほど自然に表現するところが好きだ。
収められた「クリ」「カーネーション」「夏の温室」はエッセイのようだった。
デビュー作「大踏切書店のこと」をやっと読むことができた。
いい一冊だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
石田千
- 感想投稿日 : 2013年1月31日
- 読了日 : 2011年11月13日
- 本棚登録日 : 2013年1月1日
みんなの感想をみる