面白い本です。ありきたりな言葉だけど、青春っていいなーと思える本。
主人公は、私立高校の音楽科でチェロを専攻している男の子。この子がまたいちいち鼻につく性格をしてる子で、自分をちょっと特別だと思ってたり、哲学書読んでる俺かっこいいと思ってたり、自意識過剰なくせに変なとこで勇気でなかったり、実際に近くにいたら絶対友達になりたくないタイプだなあと思うんだけど、こういう十代の頃の若さ故の勘違いって憎めないから嫌いになれない。
オーケストラで自分ひとりではない誰かと合わせることの楽しさや難しさを学んだり、初恋を経験したり、王道なんだけどそれが面白い。続きを読むのが楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年11月24日
- 読了日 : 2010年11月24日
- 本棚登録日 : 2010年11月2日
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