華岡青洲の妻

著者 :
  • 新潮社 (2004年8月1日発売)
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本棚登録 : 67
感想 : 13
3

日本の医学界に素晴らしい人物がいると知り、勇んで読んだ。

たぶん医者という視点でみていくと素晴らしい人物なのでしょう。

しかし有吉佐和子はその妻と姑との静かな確執を中心に据えているため、読んでいて震え上がった。青洲の妹の小陸が死に際に加恵に語った言葉が当時の女の地位を示していてつらかった。

初めて有吉佐和子を読んだが、とても読みやすかった。改版には語彙説明がついていて、馴染みのない単語を理解しながら読み進められた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014
感想投稿日 : 2014年7月25日
読了日 : 2014年7月25日
本棚登録日 : 2014年7月25日

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