第3巻は、元々の下巻の前半部分。
第2巻までに明らかになったことが深められていくが、これまで以上に無駄に文章が難解になり、解説がリピートされるため読みづらくてかなわない。
日常的に使わない漢字の読み仮名は、初出を読み飛ばしてしまうと読み方もわからなくなり、古文を読まされている感覚は、物語の楽しさを半減させる。
世界観を描くよりも、読者が飽きない程度に物語をテンポよく展開させてほしかった。
今後の展開に期待しつつ、読むことを強いられる印象を与える第3巻。
独特の世界観を味わえた割には心が離れてもいき、読後の印象は薄い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月2日
- 読了日 : 2017年1月2日
- 本棚登録日 : 2017年1月2日
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